アレハンドロ・アメナバール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレハンドロ・アメナーバル(Alejandro Amenábar, 1972年3月31日 - )はスペイン出身の映画監督、脚本家である。完成度の高いサスペンスに定評がある。
チリ人の父親とスペイン人の母親の間に、チリで生まれるが、生後1年で家族でスペインに戻る。
マドリードの映画学校で学ぶ。19歳から映画作りをはじめるが、23歳のときに監督したサスペンス『テシス 次に私が殺される』がスペインで大ヒット。
第2作目の『オープン・ユア・アイズ』も大ヒット、国外からも高い評価を得る。この作品は後にトム・クルーズ監督・主演でリメイクされ『バニラ・スカイ』として公開された。その際、スペイン版でヒロインを演じたペネロペ・クルスが再びヒロインとして出演、その縁でトム・クルーズと親しくなったのは有名な話。
ハリウッドに進出した第3作目『アザーズ』では、主演にニコール・キッドマンを迎える。 第4作目『海を飛ぶ夢』は実在の人物でラモン・サンペドロの手記『レターズ・フロム・ヘル』を元に、30年近い四肢麻痺生活の末に、尊厳死を望んだ主人公の闘いを描く。この作品で2005年のアカデミー賞外国語映画賞をはじめ、数々の賞を受賞。
サウンドトラックの収集家でも知られ、監督した映画中の音楽は、ほとんど彼自身が作曲している。
[編集] 主な監督作品
- テシス 次に私が殺される Tesis (1996)
- オープン・ユア・アイズ Abre los ojos (1997)
- アザーズ The Others (2001)
- 海を飛ぶ夢 Mar adentro (2004)
[編集] 外部リンク
- 公式Webサイト(スペイン語のみ)