アル・アジーズ
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アル・アジーズ(?-1198年、在位は1193年-1198年)は、サラーフッディーンの次男。アル・アフダルの弟。アイユーブ朝の第2代スルタン。
1193年、サラーフッディーンが病死すると、スルタン位とカイロを相続した。しかし、アル・マリク・アル・ザーヒルなど、他の兄弟に父の遺領が分割相続されたため、スルタン権力は微弱なものであったと言われている。このため、兄弟同士による権力闘争が発生したが、アジーズはそれを抑えることができなかった。
1198年、狩猟中の落馬事故が原因で死去した。
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