アナログスイッチ
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アナログスイッチとは、入力信号の状態に応じて制御用電気信号の回路のオン/オフの切り換えを行うデジタル回路の一つである。トランスミッションゲートとも呼ばれる。異なるチャネルの電界効果トランジスタを対称形に接続することにより、制御用回路の極性を問わない双方向動作を実現したものである。
高速動作が可能で、集積回路の内部に多数の回路を組み込むことができるため、計数(カウンタ)回路、マルチプレクサ、デジタル-アナログ変換回路、CCDイメージセンサ等に用いられる。アナログスイッチを単独のパッケージに組み込んだ標準ロジックICの製品もある。
さらに大電力を扱う場合にはバイポーラトランジスタ、フォトカプラ、サイリスタ、ソリッドステートリレーなどが必要に応じて用いられる。