アトランティス (仮装巡洋艦)
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アトランティスは第二次世界大戦で通商破壊戦を行ったドイツ海軍の仮装巡洋艦の一つである。商船「ゴルデンフェルス号(Goldenfels)」を14週間で改装して1939年12月19日に竣工、就役した。
[編集] 概要
ドイツ海軍は、アトランティスを軍艦16号(Schiff 16)と呼び、イギリス海軍は同船を「Raider-C」と名づけて警戒していた。アトランティスはソ連や日本など中立国の国旗を掲げ、無警戒の敵国の商船を襲撃した。敵国の輸送船を撃沈するばかりでなく、輸送船の積荷によってはこれを利用するため、拿捕、奪取した。また、そのための拿捕部隊が同乗していた。
1941年11月22日、イギリス海軍重巡洋艦「デヴォンシャー」に撃沈された。同艦は1939年から沈没するまで、距離にして161,000キロ、602日の期間を無寄港で通商破壊戦に従事し、22隻、144,384トンの船を沈め、その他多数の船を拿捕した。
[編集] 性能諸元
- 全長:155メートル
- 排水量:7,862トン
- 武装:15cm単装砲6門、7.5cm単装砲1門、37mm二連装機関砲2基、20mm単装機関銃4基、魚雷発射管4門
- 機関:6気筒エンジン2基1軸推進
- 最大速力:17.5ノット
- 搭載:水上偵察機(ハインケル HE-114B)2機、機雷92個
[編集] 文献
- Wolfgang Frank / Bernhard Rogge(著)、『海の狩人 アトランティス』、朝日ソノラマ、1988年、(原題:German Raider Atlantis,1956)
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