アッサム
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アッサムとは、インドのアッサム地方(インド北東部沿海部)でつくられる紅茶の総称である。
紅茶の名称は生産地域名を示すことが多く、ダージリン・ニルギリはインドの、ウバ・ヌワラエリヤ・ディンブラはスリランカの地域名である。
19世紀初頭まで茶は東アジアに限定された植物とみなされていたが、1823年、アッサム地方に交易開拓に来たイギリス人・ロバート・ブルースが野生茶樹を発見した。これがアッサムのはじまりで、中国以外の地で栽培できる茶樹として注目され、1839年(1838年という説もある)、イギリスにはじめて輸出され、以降インド紅茶を代表する品種としての地位を確立した(ちなみにダージリンは中国種をインドで栽培したものである)。
中国種よりも茶葉が大きく、茶色は濃い紅で味はこくが強いためミルクとともに飲まれることが多い。チャイ用として細かく丸まったCTC製法(Crush Tear Curl--つぶして、ひきさいて、丸める)で製茶されたものが多く出回っている。