ろりぷに
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ろりぷにとは、その名の通りロリで、顔や身体が丸っこくぷにぷにした幼児体型の少女のことを指す。同人業界で使われる言葉。
[編集] 概要
ろりぷにの「ロリ」は、そのまま「ロリコン(ロリータコンプレックス)」であり、「ぷに」は「ぷにぷに」という触感を示す既存の擬態語・擬音語(オノマトペ)を語源として定義された造語・隠語、ないしは符丁である。
当初「ぷにぷに」と表記されていたものが後に「ぷに」と短縮された経緯などは、のちに成立した隠語「萌え」との共通性も指摘されている(この「萌え」も当初は「萌え萌え」と繰り返す形で表記されており、のちに「萌え」となった)。「ぷにぷに」が「ぷに」となり、「ぷに萌え(燃え)」といった表記を経て、「萌え」単独で未成熟な少女や幼女を暗に意味するといった定義が一部の(ロリコン系オタクの)使用者の間で成立したとされる経緯にも、この隠語「ぷに」の存在を抜きにして語ることは困難といえる。
のちの隠語「萌え」の隆盛に伴い、隠語「ぷに」や「ろりぷに」は「萌え」に収斂され、あるいは「ロリ萌え」「ぷに萌え」などとして「萌え」の範疇に取り込まれ、いわゆる「萌え属性」として分類され現在に至り、現在では「ろりぷに」や「ぷにぷに」単独で使用する話者は少ない。
[編集] ぷにの起源
幼児体型の少女や、ある特定の傾向をもつ画風によって描かれた少女像を指す隠語としての「ぷにぷに」は、1980年代末期頃に東京都内で成立した草の根BBS、東京BBSおよびCAT-NET(CAT-CGNET)等で活躍した会員OGUCHIN 氏が、自らの画風・性癖とともに定義した造語である。
実際に、両BBS(の特にCG関連ボード界隈)では、「ぷにの開祖・教祖」や「ぷにの人」「ぷに様」などと呼ばれ、認知されていた。また氏は、1990年代に入り、自ら草の根BBS「ぷにぷにねっと」を設立する等、「ぷに」の発展と普及に尽力したとされる。