もっけ
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『もっけ』は、熊倉隆敏作の伝奇漫画、及びそれを原作としたテレビアニメ。現在単行本は六巻まで刊行されている。
目次 |
[編集] 概要
2000年8月アフタヌーンシーズン増刊No.4 Summerで連載開始。アフタヌーンシーズン増刊がNo.14 初冬号(2002年10月)で休刊したため、2003年3月号より連載を『月刊アフタヌーン』に移す。現在、アフタヌーンで隔月連載されている。 2007年1月からTOKYO MX他でアニメ化が決定した。
[編集] あらすじ
勿怪が見える姉・静流(しずる)と勿怪に憑かれやすい妹・瑞生(みずき)の姉妹が、自分たちの血統の霊媒体質のせいで出くわす勿怪絡みの事件を乗り越えながら成長する姿を描いた作品。作品の舞台である神峯町は作者の出身地である栃木県の農村部であるといわれている。
なお、この漫画は時系列がシャッフルされており、何の説明もなしに、次の話が前の話の過去のエピソードを描いている場合がある。
[編集] 主な登場人物
- 檜原 瑞生(ひばら みずき)
- 勿怪に憑依されやすい憑坐(憑童)の体質の少女。現在、中学一年生。一方的に勿怪に取り憑かれ、押し潰されるような苦痛を受けて寝込む破目になるので、勿怪がいるところには近づけず、祖父が作った護符を常に護身用に持ち歩いている。性格は明るく社交的で友人も多いが、すぐムキになり喧嘩っ早い。運動神経が良く、学校のマラソン大会では常に上位であり、中学生になってからは柔道を始めた。蛙が苦手。
- 檜原 静流(ひばら しずる)
- 瑞生の姉。現在、高校一年生。妖怪など、普通の人には見えないモノを見る見鬼(霊視)の眼を持つ。瑞生とは反対に、大人しく内向的な性格だが、美人なので男子の間では密かに人気が高い。中学時代は文芸部に所属し、部誌に勿怪を見た時の体験談を詩や小説に変えて書いていた。困っている人を見捨てられないタイプで、しばしば自分からトラブルを背負い込むことがある。見鬼の能力の他に進路についても悩んでいたが、寮完備の高校に進学し、祖父のもとを離れる。
- 檜原の爺さん
- 静流と瑞生の母方の祖父。特異な能力を持つ二人の孫を親元から預かっている。本業は農家だが、副業として拝み屋もしている。厳格な性格だが孫想いであり、自分の霊能力に悩む孫たちがひとり立ちできるよう、厳しくも温かくフォローをしている。民俗学に精通しており、地元の歴史民俗資料館で非常勤の顧問もしている。だいぶ前に妻(静流と瑞生の母方の祖母)を病気で亡くし、男手一つで孫たちを育てている。
- 檜原 千歳(ひばら ちとせ)
- 静流と瑞生の母親。常人には無い檜原家の能力を継いだ娘たちが、凶悪な勿怪たちが跋扈している都会の生活に耐えられないため、やむを得ず、娘たちを比較的安全な田舎の父の元に預け、都合のつく時に会いに来ている。父が娘たちに勿怪の知識などを教えるのを快く思っておらず、現実的な改善を望んでいる。
- 檜原の父さん
- 静流と瑞生の父親。妻と違って、娘たちの霊能力を否定的には考えておらず、義父が勿怪の知識を教えることにも理解を示しており、娘たちを精神病者扱いしている両親や兄の一家と対立している。旧姓・宗像。漁村出身。
- 日吉 啓子(ひよし けいこ)
- 檜原家の隣に住む会社員。同居している家族に早く結婚相手を見つけろと説教されるのが悩みの種。静流と瑞生は、祖母の死後、祖父の留守の際には彼女の家にお世話になっている。
- 亜季(あき)
- 静流の中学時代の級友。
- 飯塚 信乃(いいづか しの)
- 静流の中学時代の級友。同じ文芸部員。
- 松永 芙美(まつなが ふみ)
- 静流の中学時代の級友。オカルト好きで色んなネタを仕入れてくるが、飽きっぽく、すぐに興味を失う。行動派で、晴れ女なのが自慢。
- 葛城 佐保(かつらぎ さほ)
- 静流の年上の友人。芙美を介して知り合う。生真面目すぎる性格のために視界を遮る煙々羅の煙に包まれているが、静流と話したり、静流が書いた作品を読む時は煙々羅は晴れるようになる。幽霊や妖怪、死後の世界などに対して強い興味を抱いていて、資料館での静流の祖父の勉強会に熱心に顔を出している。
- 御崎 柊子(みさき とうこ)
- 静流の高校の級友。同じ寮に入り、成績も同程度。静流と同じように妖怪を見る眼を持ち、幼少の頃は霊能力者として持て囃されていたが、今では親に疎んじられ、寮生活を余儀なくされ、自ら孤立した行動を取っている。同じ能力を持つ静流に交友を求められるが、自分の霊能力を他人に覚られるのを嫌がり、距離を置いている。
- 久佐子、優、真樹(ひさこ、ゆう、まき)
- 瑞生の友達。
- 高津(たかつ)
- 瑞生のクラスメートで想い人。しかし、瑞生は性格上、彼と喧嘩ばかりしている。
- 宗像 鈴(むなかた すず)
- 静流と瑞生の従姉。静流より年上。父の実家の宗像家では幽霊や妖怪の類を信じておらず、鈴自身もソレらを見るという静流と瑞生を嫌っている。
- 宗像 拓実(むなかた たくみ)
- 鈴の弟。
- 住職さん
- 檜原家の菩提寺の住職。静流と瑞生の霊能力の数少ない理解者。
[編集] テレビアニメ
[編集] キャスト
- 檜原瑞生(声:)
- 檜原静流(声:)
[編集] スタッフ
- 監督:
- シリーズ構成:
- キャラクターデザイン: