たいと
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(たいと)は、画数が世界最大の文字、漢字である。総画数84画。
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[編集] 概要
日本で苗字として用いられていたとされる国字(和製漢字)で、(タイ、雲の意)と(トウ、龍が行くの意)の合字である。
なお、現在確認されている文献では姓氏辞典などに掲載されているのみで、この苗字が現存するかは不明である。右の画像のように、2種類の字体がある。
今昔文字鏡では、66147番に (2) の字体でこの文字が登録されている。
[編集] 逸話
ある保険会社(一説には証券会社)に、この苗字を持つ者が現れて名刺を残していったという逸話がある。また、出典は不明だが「だいと」、「おとど」などとも読むといわれている。
[編集] 出典
- 実用姓氏辞典 - 大須賀鶴彦(メーリング、1964年)
- 難読姓氏辞典 - 大野史朗・藤田豊(東京堂出版、1977年)
- 姓氏の語源 - 丹羽基二(角川書店、1981年)
- 日本姓氏大辞典 - 丹羽基二(角川書店、1985年)
- 姓氏の由来事典 - 丹羽基二(三省堂、1986年)
- 国字の字典 - 菅原義三編・飛田良文監修(東京堂出版、1990年)
- 熊本日日新聞 - 2002年4月15日 朝刊