あさのまさひこ
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あさのまさひこ(1965年-)は模型文化を中心に活躍するフリーライター。模型雑誌や模型イベントのプロデュースも行なう。
[編集] 略歴
1984年頃より、アニメファンとしてアニメ誌の投稿欄で活躍。主にファンロードにおいてフィギュアを中心とした立体作品を発表し、その後、秋山徹郎が結成したフィギュア造型集団「O.F.F.」(オリジナル・フィギュア・ファクトリー、略称オフ)に参加。また同人誌『O.F.F.ワークブック』を発行する。この同人誌はO.F.F.のメンバーが作ったフィギュアの作例と製作方法の解説、素材の紹介がメインという当時としては非常に珍しいものであった。バンダイからラムちゃんのインジェクションキット4種、ツクダホビーからジャンボフィギュアが発売されフィギュアモデルが模型誌に登場し始めるとO.F.F.のメンバーがライターとして模型誌に登場することになる。
1987年頃には模型誌モデルグラフィックス(以下MG誌)の編集長を務め、ガンプラを再構築するガンダム・センチネルを主導した。ゼネラル・プロダクツ(現ガイナックス)開催の頃からワンダーフェスティバルに参加しており、現在はそのオフィシャルブランドである「ワンダーショーケース」のプロデュースを務めている。
おたくとして活動してきたがおたくとそれを取り巻く状況を憂う1人でもあり、閉じた世界での縮小再生産的な、わかる人だけわかればいいおたく的文化に批判的な文章を何度かMG誌に掲載している。一方でその鋭い物言いに対して反発されることも少なくない。オタク的デザインを海外に広めた村上隆とは共同作業を行なっている。
アイドルおたくとしても知られており、ライターの頃からおニャン子クラブに熱中、明貴美加デザインのMS少女(モビルスーツのコスプレをした美少女)なるシリーズを展開、そのイラストに細かい設定と番号を付加するなどしていた(MS少女は後に別冊画集として出版された)。匿名で音楽ライターとしても活動している。
[編集] 著書
- 「海洋堂クロニクル」 ISBN 4872336917