スターオーシャン セカンドストーリー
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スターオーシャン セカンドストーリー | |
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | プレイステーション |
開発元 | トライエース |
発売元 | エニックス(現・スクウェア・エニックス) |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM 2枚 |
発売日 | 1998年7月30日(日本) 1999年5月31日(海外) |
売上本数 | 72万本(日本) 37万本(海外) |
その他 | アストロノーカの体験版が付属 |
『スターオーシャン セカンドストーリー』(Star Ocean the Second Story)は、トライエースが開発、エニックス(現スクウェア・エニックス)が1998年7月30日に発売したプレイステーション用ロールプレイングゲームである。2005年3月3日には廉価版PSone booksとしてスクウェア・エニックスより発売された。
目次 |
[編集] 概要
SFRPG『スターオーシャン』の続編で「スターオーシャン」シリーズの2作目に数えられる。略称はSO2。ゲーム本編はDisc2枚で、これに『アストロノーカ』体験版の1枚を加えたDisc3枚組みで発売された。後に直接の続編として『スターオーシャン ブルースフィア』が作られている。キャラクターデザインは恋緒みなとで、『月刊少年ガンガン』では同名の漫画が東まゆみによって連載され、この漫画作品を原作にテレビアニメ『スターオーシャンEX』が製作された。
[編集] 作品解説
[編集] システム
プレイヤーは最初にクロードとレナの二人の主人公から一人を選びゲームをスタートさせる。このシステムは「ダブルヒーローシステム」と呼ばれ、同一の物語を自分が選択した主人公の視点で進めることとなる。ただし選択しなかったキャラクターもすぐにパーティキャラクターとなり基本的には一緒に行動するので、まったく別の視点から物語を進めるというよりは「あのとき仲間は何をしていたのか」が分かる程度の違いとなる。なお主人公によって仲間にできないキャラクターも存在する。
「スターオーシャン」シリーズの特徴である「プライベートアクション」(PA) は前作を強化した形で本作にも採用されている。フィールドマップから町に入る際に□ボタンを押すことによってPAが発生し、パーティーは一時解散してそれぞれ町の中で個人行動を行なうことになる。一回のPAは町から出るまで続き、その間は町の中にいる仲間たちと会話することができる。また各町ごとにイベントを伴った特殊なPAがいくつか用意されており、単にPAといった場合にはこちらを指すことが多い。このようなPAは主人公、仲間、所持金、ストーリーの進展状況などが発生の条件となっているものもあり、一度のプレイですべてのPAを見ることはできない。PAの中身はアイテムの入手、敵との戦闘、新たな仲間の参加など多岐にわたり、別のPAの発生条件となっているようなPAもある。こうした目に見える結果以外に多くのPAでは仲間への思いを表した「感情度」の変動が伴う。
感情度は仲間同士の思いを数値化したもので、友情度と愛情度の二つがある。全てのキャラクターが他の全ての仲間に対して両方の数値を持っており、この数値はエンディングなどに影響を与える。ただし感情度は隠されていて他のステータスのようにプレイヤーが直接その数値を知ることはできない。同性同士の場合は友情度が、異性同士の場合には愛情度が重要となることが多い。なお感情度は前述のPA以外では特定敵との戦闘、一部のアイテムの使用などで変動する。
[編集] 戦闘
イベント以外の戦闘はランダムエンカウントで発生する。戦闘は前作の形式を受け継ぎ、自由に動ける奥行きをもった擬似3Dのフィールドで2Dのキャラクター同士によって展開される。味方の戦闘参加は4人までで、そのうち一人をプレイヤーが操作する。戦闘においてパーティキャラクターは戦士と術士の2つのタイプに分かれる。戦士は通常攻撃のほかにMPを消費して使用する必殺技を2つまでセットでき、戦闘中ボタン一つで発動できる。術士は必殺技は使えないがコマンドを選択して紋章術(魔法)を使用できる。
HPが0になるとそのキャラクターは戦闘不能となり、味方全員が戦闘不能または石化、麻痺の状態異常になるとゲームオーバーになる。戦闘不能になった際、戦闘に参加している味方に感情度が高いキャラクターがいるとそのキャラクターが「怒り状態」となることがある。この間は敵に与えるダメージが2倍になる。戦闘スキルのスキルレベルを上げていた場合、戦闘中にスキルレベルに応じた確率で戦闘スキルが発動する。
余談だが戦闘関連のバグが非常に多い。ジャンプ技でフィールドを突き抜けたり、キャラクターの掛け声が入れ替わったり、戦闘終了後にハングを起こしたり…色々な意味で面白くも荒い出来の作品である。
[編集] スキル
キャラクターはレベルアップだけでなくスキルレベル(SLV)によってもステータスを上昇させることができる。本作のスキルシステムは前作に類似して、全46個のスキルにスキルポイント(SP)を振り分け、それぞれのスキルのレベルを上昇させていく。SLVは全てのスキルに10段階設定されていて、STR+SLV*20などのステータス上昇が設定されているものもある。SPは各キャラクターごとにレベルアップ時に獲得し、一度振り分けたSPを他のスキルに分けなおすことはできない。いくつかのスキルのレベルを上げることで様々な「特技」を習得することができる。
スキルによって習得できる特技のうち、新たなアイテムを生み出すことのできる特技をアイテムクリエーション(IC)と呼ぶ。ICはスターオーシャンシリーズの特徴の一つで本作の魅力の一つとなっている。また、ICの作成時間を短縮できる機能が後から追加発行されたものには付いており、さらに快適にクリエーションを行うことが出来るようになっている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
[編集] 仲間キャラクター
パーティは最大8人までだが、強制的に仲間になるのは主人公2人のみで、その他のキャラクターは任意で仲間にできる。 クロード編でのみレオンを、レナ編でのみディアスを仲間にすることができる(ただし、レオンはレナ編でも一時期の間だけ仲間になる)。アシュトンとオペラ、プリシスとボーマンはそれぞれどちらか1人しか仲間にすることはできない。またエルネストはオペラを仲間にしていなければイベントが発生しないため、アシュトンとエルネストも同じパーティにすることはできない(ただし裏技で、セーブデータの仲間を一人消し、別のデータから他の仲間を入れ替えてしまう事もできる)。
エルネストを仲間に加えない限りパーティが9人になることはなく、択一で選択しなければいけない仲間以外は全てのキャラクターをパーティに加えることができる。ただしエルネストを加えようとすると最大人数の8人を超えるため誰か一人を諦めなければならない。
- クロード・C・ケニー(声優:上田祐司)
- 男性主人公。銀河連邦軍の少尉。19歳。前作の仲間、ロニキス・J・ケニーとイリア・シルベストリの息子。(余談だが、クロードは昔「ラティ」という名前の犬を飼っていたという設定がある)。使用武器は剣で、通常攻撃は有効範囲が広く、隙も小さいため使いやすい。必殺技は剣技と気功術があるが、序盤に覚えるものは空破斬など、隙が大きいものやリーチが短いものが多い。しかし、レベルが上がるにつれ、使いやすい技を多数覚える。重戦士系の防具が装備でき防御力が高い上、ICで作る専用武器が強力極まりないため、光の勇者に恥じない活躍ぶりを見せる。世界の行方もだが、彼の人間的な成長もこの物語の見所である。好物はステーキ。
- レナ・ランフォード(声優:久川綾)
- 女性主人公。未開惑星・エクスペルのアーリア村に住む少女。17歳。生まれつき治癒の力を持っている。体術の心得があり武器はナックル。体力が少ない割に、リーチが短いせいで至近距離まで近づく必要があると言う点を除けば、出の早く隙の小さい攻撃、使いやすい対空攻撃、回復・補助を中心とした呪紋全般を習得するため、使いこなしさえすれば敵キャラクターがあまり強くない序盤では一人で何でも出来るキャラになれる。(レナ主人公の序盤ではそれに頼らざるを得ない)。
- 攻撃も回復もこなせるキャラクターは戦闘バランスを壊しかねない存在(他のキャラクターを使う意味が無くなる)だが、乱戦状態が発生する今作では特に気にならない。好物はショートケーキ。
- セリーヌ・ジュレス(声優:甲斐田ゆき)
- エクスペルのマーズ村出身の紋章術師。23歳。趣味はトレジャーハント(宝探し)。出会うキッカケもトレジャーハントの護衛依頼である。この依頼を受けると一時的にに仲間になり、ダンジョンクリア後改めて正式に仲間にするかどうかの選択がある。また仲間にしなかった場合でも、その後マーズ村の誘拐事件を手がける時に、クロード編の場合のみ一時的に仲間になる。使用武器は杖で、攻撃は隙が大きい・リーチが短い・威力も高くないが、基本的に術師なのであまり問題にならない。紋章術の威力は最も高く、典型的な後衛キャラクターといえる。主に火、雷、光属性の術を覚える。また最強の紋章術の一つ・メテオスォームを習得可能。好物は仔うさぎのリゾット。尚、彼女はレナ編において、特定のイベントを起こすと、エンディングの相手が固定のものになる。(ただし、他のキャラとの感情度が一定以上高ければ、そちらが優先される)
- アシュトン・アンカース(声優:坂口大助)
- 双頭の魔物龍に取り憑かれてしまった、エクスペルの不幸な紋章剣士。20歳。特定のイベントを発生させることで仲間になる。出身地となるはずだった町が容量の都合で登場しないため、唯一出身地が明らかにならないキャラクターとなっている。武器は2本1組の双剣だが、ごく一部の武器をクロード、ディアスと共有する。通常攻撃は隙が非常に小さく連続攻撃に向いている。必殺技はほとんどが剣を使ったものだが、攻撃の発生が遅く全般的に使いづらい。好みのタイプは「巫女さん」とされているが、ゲーム中はプリシスが好みのタイプであるらしく、プリシスへの初期好感度が高い。セリーヌ同様、彼もレナ編でのみ、特定のイベントを起こす事によってエンディングが固定される。戦士系キャラクターで唯一の全体攻撃「トライエース」を使用可能。樽について造詣が深いという変わり者。好物はハンバーグ。
- オペラ・ベクトラ(声優:永島由子)
- 額に第三の目を持つ種族、テトラジェネスの女性。23歳。特定のイベントを発生させることで仲間になる。人工衛星テトラジェネシスの貴族ベクトラ家の令嬢だが、恋人エルネストを追いかけ銀河を旅していた途中、エクスペルに不時着し、クロードらと出会う。武器はカレイドスコープと呼ばれる紋章銃(装備品はカートリッジ、コミックス版の名称はコスモライフルとなっている)だが、通常攻撃は遠距離からの射撃ではなく接近して敵を銃で叩くというもの。ただし攻撃の隙は小さく連続攻撃が可能(空中にいる敵に対しては、発砲して攻撃する)。必殺技は銃を使った遠距離攻撃が中心で、使いやすいものが多い。技はレベルアップで習得するものの他、ICのマシーナリーで作り出すアイテムを使う事で習得するものもある。好物はドゥルフォール。
- プリシス・F・ノイマン(声優:住友優子)
- エクスペルのリンガに父と2人で暮らす発明少女。16歳。特定のPAで仲間になる。武器は背負ったリュックサックに装備されたマジックハンド。通常攻撃は少し癖があり、必殺技主体での戦い方に向く。中・遠距離からの隙潰しのサポートキャラである。必殺技は自作のロボット「無人くん」を使った攻撃が多い。アイテムクリエーションのマシーナリーで専用の武器・必殺技習得アイテムを作ることもある。好物はチョコクレープ。
- ボーマン・ジーン(声優:堀川亮)
- エクスペルのリンガに住む薬剤師。27歳。妻ニーネと2人で薬屋「Jean Medicine Home」を営む、パーティで唯一の既婚者。言語学者のキースとは大学時代からの友人。一度興味を持ったものは何でも極めようとする性格。様々な分野に興味を広げており、体術の心得もある。武器はナックルで、レナ、ノエルと一部の武器を共有する。通常攻撃はリーチが短く隙もやや大きいが、必殺技は使い易いものが多く、それら主体での戦い方に向く。主に薬を使うものと体術を使う。近・中からの戦闘支援、またはメインアタッカーとプレイヤーによって表情を変える。好物は大根の味噌汁。
- ディアス・フラック(声優:堀川亮)
- エクスペルのアーリア村出身の流浪の剣士。クロードのライバル的存在。25歳。レナの幼馴染だが、野盗に家族を惨殺された事件をきっかけに村を出る。主人公達とは何度か出会うが、クロード編では仲間にすることはできない。孤高な一匹狼的な性格のせいか、唯一プライベートアクションが存在しない。武器は長刀で、クロードと一部の武器を共有する。抜刀術のような通常攻撃は範囲が広いが、大きな隙がある。必殺技は剣技で全体的に隙も小さく、特に「空破斬」はクロードの習得するものに比べて性能が段違いである。好物は地鶏串焼き。
- レオン・D・S・ゲーステ(声優:甲斐田ゆき)
- エクスペルのラクール王国で、両親と共に紋章兵器の研究を行っているフェルプール族の天才少年。12歳。ぶかぶかの白衣を着ている。背伸びした発言が多いが子どもらしいところもある。イベントで一時的に仲間になり、クロードが主人公の場合、後で再び仲間に加えることができる。武器は本で威力こそ低いものの攻撃範囲が広めでスピードが非常に速く、やり方によってはこの通常攻撃で牽制役も果たせる。覚える呪紋は攻撃系がほとんどでその多くが闇、氷属性。好物はキャロットジュース。またセリーヌと同じく最強の紋章術の一つ・エクスティンクションを習得可能。
- ノエル・チャンドラー(声優:阪口大助)
- エナジーネーデの動物学者。24歳。実家はギヴァウェイだが、現在は紅水晶の洞窟の近くの家に住んでいる。一時的に仲間になるがダンジョンクリア後、一緒に旅を続けるか選択することができる。武器はナックルでレナ、ボーマンと一部の武器を共有するが、基本的に紋章術師であり後衛であるからか、通常攻撃は攻撃範囲が非常に小さく、ただ敵に当てるだけでも難しい。地・風属性の攻撃呪文を覚えるほか、ネーデ人であるためレナ以外で唯一の回復呪紋の使い手であるが、蘇生呪紋が習得できないなど、器用貧乏の感は否めない。好物はおおとろ。
- チサト・マディソン(声優:笠原留美)
- エナジーネーデのノースシティ出身の新聞記者。22歳。十賢者と戦う主人公たちの行動を追いかけている。仲間にするにはいくつか手順を踏む必要がある。武器はスタンガンだが、通常攻撃は蹴り。ネーデ人であるが紋章術は使わない(使えない)。神宮流体術を習得していて、必殺技はこの体術を使った近距離攻撃か、様々な痴漢撃退グッズを使った遠距離攻撃がある。ネーデ防衛軍に爆撃支援要請をするという一風変わった必殺技も。好物はフルーツサンドという噂がネット上で流れたが、実際には入手不可(作れない)ため、好物はないとされている。
- ゲーム中である手順を踏むと十賢者に関する真実を記したシークレット・ファイルを読むことが出来るが、これにはチサトを仲間にするための手順を全て完了していなければならない。(出会ってさえいれば仲間にしていても断っていてもどちらでもいいと言う意味)
- エルネスト・レヴィード(声優:東地宏樹)
- テトラジェネスの考古学者。35歳。オペラを仲間にした上でいくつかのイベントを起こさなければ仲間にならない。武器は鞭で、通常攻撃のリーチは最も長いものの、隙も大きい。必殺技も鞭を使ったもので遠距離からの攻撃が中心だが全体的に癖が強い。リーチを生かした戦い方に向いている。好物は船中八策(酒)。
[編集] 敵キャラクター
- 神の十賢者
- 遥か昔、銀河系を平和に統治していたネーデの科学力を悪用し銀河征服を目論んだ犯罪者。鎮圧後、エタニティスペースと呼ばれるFD空間に近い次元に封印され宇宙に放逐された。
- とエナジーネーデの公式記録には記されているが、真実はネーデが作り出した生体軍事兵器。作られた当初の目的はネーデを守護するための反乱鎮圧用兵器であったが、プロジェクト責任者であり十賢者の生みの親であるランティス博士の娘・フィリアの死によって歯車は狂い始め、崩壊紋章による全宇宙の破壊を目論む。公式記録の通り、反乱時にはエタニティスペースによる封印で決着を見たが、遥かな時を経て、何らかの原因でその封印は解除されている。
- ザフィケル<近接戦闘兵器>
- 身の丈ほどの大剣を振るう巨漢の戦士の姿をした素体。「クルーアリィラッシュ」「イニシャルスレイ」などの剣技を放ってくる。
- ジョフィエル<遠隔射撃兵器>
- 痩せた異形の身体を持つ素体。高エネルギー弾を体内で生成、発射能力を持つ。また、高い機動力を活かした格闘戦も得意とする。
- サディケル<情報収集用素体>
- 少年の姿をした素体。音叉状の武器から放つ波動攻撃を得意とする。
- カマエル<情報収集用素体>
- 老人の姿をした素体。強力な紋章術を得意とする。
- ラファエル<情報分析用素体>
- マントを羽織った異形の素体。体内に超空間を持ち、それを利用した吸い込み攻撃を得意とする。
- ハニエル<民衆統轄素体>(CV:小林健作)
- ラファエル、カマエル、サディケルを統括、情報分析と民衆の反乱を防ぐ。腕部のマルチランチャーから放たれる『マインドブラスト』は脅威の破壊力で、ミカエルと共にプレイヤーを苦しめた。
- ミカエル<戦術兵器>(CV:東地宏樹)
- メタトロン、ジョフィエル、ザフィケルを統括、自らも兵器として戦闘可能な素体。強力な火炎系攻撃「スピキュール」は有名な掛け声「うぉ~、熱っち~!」と共にプレイヤーの度肝を抜いた。声優は前作のシウスと同じである。
- ルシフェル<十賢者監視用素体>(CV:小林健作)
- 対十賢者用素体。反乱抑止の因子を担うガブリエルの参謀。「亡びの風」を代表とする風・雷・闇属性の攻撃を得意とする。彼との戦闘曲「The Incarnation of DeVil 」は後のトライエース作品にも使用されるなど屈指の人気を誇る名曲。
- ガブリエル<最終破壊兵器>(CV:佐藤正治)
- ランティス博士自身の思考ルーチンを組み込まれて作られた最強の素体。四属性最強紋章術を使いこなし、「神曲」等の全体攻撃を放つ。彼の娘であるフィリアの思考ルーチンが別途組み込まれており、これがリミッターの役目をして本来の戦闘力を押さえ込まれている。このリミッターを取り除いた「真・ガブリエル」になった時の強さは計り知れない。
[編集] 漫画版
東まゆみによる漫画版『スターオーシャン セカンドストーリー』は『月刊少年ガンガン』に平成10年11月号(1998年10月)から平成13年10月号(2001年9月)まで連載されていた。単行本は36+4話で全7巻。最終巻の第7巻では『ガンガン』本誌で連載された最終話の後ろに外伝として『月刊少年ガンガン増刊ガンガンパワード』平成13年春季号、秋季号の連載分2話と書き下ろし2話の計4話が収録されている。
ゲーム版にあった、いくつかの町を行ったり来たりするいわゆる「おつかい」の部分は展開上一本道となるようアレンジが加えられていたりするものの、基本的にはゲームのストーリーに沿った物語となっている。連載時の諸事情により、ゲームではDisc1にあたる「エクスペル編」までしか描かれておらず「ネーデ編」から登場するノエルやチサトは漫画本編には登場しない(連載初期のカラー扉絵に限り、描写されていたことはある)。
漫画版は連載中からゲーム版のファンを中心に一定の人気を得ており『スターオーシャンEX』としてアニメ化もされた。また東は漫画版の連載がきっかけとなりゲームの続編『スターオーシャン ブルースフィア』ではキャラクターデザインを行なうこととなった。なお、『スターオーシャン ブルースフィア』は『スターオーシャンEX』放送期間中の2001年6月28日に発売されており、アニメ化に際しては新作ゲームの販売促進の面も考慮されていたと考えられる。
[編集] タイトルロゴ
ゲーム版のタイトルロゴは、パラマウント映画制作のTVドラマ新スタートレックと同一のものである。
[編集] 外部リンク
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