KBR MODERN SCHACKS

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KBR MODERN SCHACKS（KBRモダンシャックス）は慶應義塾大学文化団体連盟に所属する音楽サークルの名称である。 2006年現在、ブラックミュージックを主に演奏するサークルとして活動中であり、年間5回前後のライブ活動を行っている。活動場所は主に慶應大学日吉キャンパスの塾生会館地下1階。モダンシャックスの意味はハワイ語で”イカした奴ら”という説がある。

[編集] 歴史

発足は昭和35年。当時は慶應ブルー&レッド(通称KBR)というサークルのモダンシャックスというバンドであり、他にも10個前後のバンドが存在していた。当時はハワイアン音楽を主として演奏しており、音楽の流行の影響により次第にバンド数の削減、ジャンルの変容が見られ、現在のような形態に至る。現在名前として残っているサークルはモダンシャックスとKBR society the KALUAのみである。

かつては3年生を中心に編成されたレギュラーバンドとジュニアバンドの2バンド体制で活動していたが、1999年ごろにレギュラーバンドのメンバー構成に欠員が生じ、重ねて新入生の増加ということもあり、3年生バンドと2年生バンドのメンバーを合わせて2バンド結成し、新入生も2バンドに振り分ける事となった。2000年以降、1学年に2バンド体制が続くことになったので、レギュラーバンドも2つあるという珍しい状況が生まれる事になる。基本的に1度バンドを組むと同学年の他のバンドとはメンバーが異動することはない。

なお、1963年卒のOBに森本毅郎がいる。

[編集] レギュラーバンド

2000年以降に結成されたレギュラーバンド名の一覧。

2000年：Aバンド、QUEENS（Bバンド）
2001年：骨髄ファンク、the 3rd
2002年：Chu's days、マネキン
2003年：ナンチカ(入部者数の関係上1バンド)
2004年：東京☆SMITH、メンコイ
2005年：クロフネ、Nonfiction Five
2006年：ササナキ、Breast Beat

※これ以前のレギュラーバンドに関しては、○○年度レギュラーバンドの呼称を用いていたので、バンド名自体が存在していない。また、2001年度レギュラーの代のみ、先輩たちによってバンドの振り分けがなされた。（以降は新入生の話合いによるもの）

[編集] 編成

演奏するジャンルの影響もあり、10人前後で構成される。ドラム、ベース、ギター、キーボード、トロンボーン、サキソフォン、トランペットが1名ずつ、ボーカル3名(男1人、女2人)が基本的な構成であり、年度によってはギターやホーンセクション、ボーカルの人数が変わったり、パーカッションなどの楽器が追加されることもある。

[編集] スケジュール

レギュラーバンドの年間ライブスケジュール（2006年現在）

4月上旬：オリエンテーションステージ(新入生勧誘のためのライブ。屋内屋外で各レギュラーバンドが出演する。)

5月中旬：シャックス会(新入生のお披露目会。この演奏会の後、新入生は2つのバンドに別れることになる)

6月上旬：合同ライブ(シャックスと交流の深いクロスオーバー研究会、KBR society the KALUAとの合同イベント。片方のレギュラーバンドと両新入生バンドが出演する。)

6月中旬：春の関東七大学音楽祭（※後述）(もう片方のレギュラーバンドが出演する。)

9月中旬：合宿ライブ(合宿最終日に行うライブ。全バンドがくじ引き順で演奏する。学年、バンドを超えたセッションが行われる。)

9月下旬：夏ライブ(都内ライブハウスで演奏する。各学年から6バンド全部が出演する。最近は10月上旬に行われる事もある)

10月中旬：秋の関東七大学音楽祭(春の部に出演していない方のレギュラーバンドが出演する)

11月下旬：三田祭全慶連ステージ(学園祭で行われるライブ。秋の関東七大学音楽祭に出演していない方が演奏する。)

1月上旬:リサイタル(レギュラーバンドの引退ライブ。後輩バンドの演奏時間を削り、レギュラーの演奏時間を長くする。ライブの最後に2つのレギュラーバンドが合同で演奏する)

3月下旬：春ライブ(新レギュラーバンドのお披露目会。新入生が入る前なので、4バンドで演奏する。ゲストバンドを学内から呼ぶこともしばしば)

[編集] 補足

1990年代前半ごろは3月にリサイタルを行っていたので、春ライブは存在していなかった。また、シャックス会は小ライブと呼ばれ6月に、合宿は8月に行われていた。
合同ライブが行われるようになったのは2000年以降。
三田祭全慶連ステージに関しては、一般のステージ枠参加をすることも定例化してきたため、上記の程ではない場合もある。

[編集] 関東七大学音楽祭

通称”関七”。年2回行われる慶應、白百合、成城、日大、明治、立教、早稲田（五十音順）の各サークルの合同ライブイベント。元々は各大学のハワイアンサークルの集まりだったが、やはり各大学とも時代の波に押され、ロックやファンクなどを演奏するサークルに変わっている。

名前だけは当時のままのサークルも多く、フラワーレイやナレオなど、ハワイやハワイ語を連想させる単語が多い。場所は下北沢にある北沢タウンホールで例年行われる。11月には各大学ジュニアバンドによるジュニア関七が行われる。

[編集] 利用施設一覧

[編集] 合宿所

1998年～2001年：キャメロット(山梨県)
2002年：ジャーニィロード(茨城県)
2003年：ホテルノース滋賀(長野県)
2004年～2006年：ロッヂゆうげん莊(長野県)

[編集] ライブ会場

シャックスでよく利用されるライブ会場の一覧。夏ライブ、春ライブでは試験的に色々な場所で行われることもしばしば。

吉祥寺Star Pine's Cafe(武蔵野市)-例年、リサイタルを行う場所。
渋谷GUILTY(渋谷区)
原宿アストロホール（渋谷区）
LAPIN ET HALOT(渋谷区)
SHIBUYA DESEO（渋谷区）

[編集] 演奏曲

ブラックミュージック自体、色々な住み分けがなされているためバンドや学年、時代によって演奏曲目の趣向は様々であるが、以下より”定番”と呼ばれている曲に関して記述する。

September（アース・ウィンド・アンド・ファイアー）
Best of my love（エモーションズ）
Celebration（クール・アンド・ザ・ギャング）
Soul with a capital "S"（タワー・オブ・パワー）
Get up, I feel like being a sex machine（ジェームス・ブラウン）
Superstition（スティービー・ワンダー）
Got to be real（シェリル・リン）
Ain't no mountain high enough（マーヴィン・ゲイ、タミー・テレル）
What's going on（ダニー・ハサウェイ）

※特にSeptember、Best of my love、Celebration、は「シャックス会の3曲」総称され、新入生が始めに覚える曲である。特にSeptemberに関しては、数々のイベントの締めの曲に使用され、リサイタルでレギュラー合同バンドが最後の最後に演奏するのが多いことから、”若き血”の様な位置づけとされる。