FNS番組対抗NG大賞

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FNS番組対抗NG大賞（エフエヌエスばんぐみたいこうエヌジーたいしょう）は、1986年から断続的に放送していたフジテレビ系列のNG場面を集めた番組の総称。

サブ司会は各フジテレビ系列の女性アナウンサー。

[編集] 経緯

「おはよう!ナイスデイ」放送中に報道センターから中継で露木茂アナウンサー（当時）が出演。「ナイスデイ」司会の桑原征平関西テレビアナウンサー（当時）が呼びかけ、報道センターの様子が映し出される。そしたら、そこにはスタッフと談笑して大笑いしている露木の姿が映し出され、すぐさま「ナイスデイ」のスタジオの映像に戻った。

その後、「これを別の形で放送できないものか」と考えられたのが、この番組である。

それまで、NGはプロとしての恥であり、給与査定や人事、出演オファーなどに関わるものであったが、当番組以降、NGを視聴者のためのサービスとして提供するようになり、出演者もNG発生後に様々なフォローをすることで場の雰囲気を和ませるようになっていった。

また、それまで放送などの業界用語であった「NG」という言葉を一般的に広める功績を残した。

[編集] 概要

改編期にあたる毎年4月、10月に、過去半年間に放送された番組(ドラマ、バラエティ、報道、情報、FNSネット局放送)から面白度、ハプニング度の高いNGシーンや舞台裏、生放送でのハプニングシーンなどを集め、その中から大賞を決めた。
また、年末に1年間のNG総集編を放送していた。

OKとNGの両シーンを比較しながら放送する手法や、テロップにエフェクトをつけて感情を表す演出、そしてプロ野球ニュースやプロ野球珍プレー・好プレー大賞で実績を持つみのもんたによる軽妙なナレーションが売りとなっていた。
その後、この手法をTBS、日本テレビが模倣している。

[編集] FNS番組対抗名珍場面傑作NG大賞

1986年～1988年にかけて昭和時代にリアルタイム5回、総集編1回が放送。

第一回のグランプリは「くいしん坊!万才」

[編集] 司会

愛川欽也
寺田理恵子元フジテレビアナウンサー

[編集] 審査員

寺島純子
山田邦子
鳥居かほり
岡本太郎
露木茂元フジテレビアナウンサー
その他

[編集] ナレーション

　みのもんた

[編集] スタッフ

編成：　土屋登喜蔵（フジテレビ）

プロデューサー : 　大黒章弘、星田良子、近藤孝子

アシスタントプロデューサー：船津浩一

ディレクター　:　江川隆二、星克明

制作協力 : 共同テレビ

[編集] FNS番組対抗NG名珍場面大賞

1989年～1999年にかけて平成時代に放送。
春と秋の改編期に放送されたものでは、半年間のNGシーンから大賞を決め、出演者またはネット局アナウンサーにトロフィーと賞金を授与、ビクトリーロードと呼ばれる特別に装飾された階段を上り特別席に座らせた。

1999年12月26日（この回は新作のNGはなく、過去13年間の傑作NG集だった）に当番組は終了したが、2000年12月28日に一度だけ今までのNGからの傑作集として復活した。