黎龍鋌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
この項目には、一部のコンピュータ/一部の閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています。該当の文字を含んだフォントが使用できる環境でご覧くださることをおすすめします。Wikipedia:メディアウィキに適応するブラウザもご参照下さい。
| 姓名 | 黎龍鋌（黎至忠） |
| 廟号 | 荘宗 |
| 諡号 | 臥朝皇帝 |
| 尊号 | 開天應運聖文神武則天崇道大勝明光孝皇帝 |
| 王朝 | 前黎朝 |
| 年号 | 応天 994年-1007年 景瑞あるいは建瑞 1008年-1009年 |
| 生没年 | 986年-1009年 |
| 在位 | 1005年-1009年 |
黎龍鋌（れいりゅうてい、ベトナム語:Lê Long Đĩnh、986年-1009年）は、ベトナムの前黎朝の皇帝であり、またの名を黎至忠（Lê Chí Trung）といい、渾名で黎臥朝（Lê Ngọa Triều）ともいう。
黎龍鋌は、黎桓の五男として生まれた。皇帝に即位した後、その暴虐は父に勝り、殺戮を好み、酒色乱倫にふけった。「皇帝には痔の持病があって、臥せったまま、朝政を視る」といわれ、このため「黎臥朝」と号された。在位はわずか四年で、1009年に部下のために殺された。享年は二十四であった。残された子はわずか十歳の幼児であり、黎龍鋌の弟の黎明提・黎明昶が起兵して帝位を争った。権臣の親衛殿前指揮使李公蘊はこの機会に乗じて、帝位を篡奪した。1010年、順天と改元され、李朝大越国が建国された。
