香川親和

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香川親和 凡例
時代	室町時代末期 - 安土桃山時代
生誕	永禄10年（1567年）
死没	天正15年（1587年）
別名	長宗我部親和、香川五郎次郎
主君	長宗我部氏
氏族	秦氏
父母	長宗我部元親
兄弟	信親、親忠、盛親

香川　親和（かがわ　ちかかず、永禄10年（1567年） - 天正15年（1587年））は土佐国の戦国大名、長宗我部元親の次男。元親の讃岐侵攻の際、西讃岐の守護代香川氏の名跡を継ぎ、天霧城主となる。五郎次郎。親孝、親政と書かれた資料もある。

[編集] 生涯

1567年、土佐国岡豊城下で生まれる。1578年、元親が讃岐へ侵攻。緒戦の藤目城の戦いで兵三千を率いて参戦する。西讃岐４郡の守護代、香川信景のもとへ和睦の条件として養子に出され、香川氏の名跡を継ぎ香川五郎次郎と名乗る。（「五郎次郎」は香川宗家の通字である。）その後、讃岐平定軍における西讃岐勢の大将となり各地を転戦。1582年の中富川の合戦には兵五千を率いて参戦する。1585年、豊臣秀吉の四国征伐で長宗我部氏が秀吉に降ると人質として大和郡山に送られ、翌1586年に帰国。元親から幡多郡山田郷一帯に所領を宛がわれ、岡豊城下、東小野村の屋敷で家臣の中間藤左衛門、山地利庵らと居住する。

1586年、兄の信親が豊後戸次川の合戦で戦死した後、秀吉は元親に朱印状を出し親和に家督を継がせるよう計らったが、元親はそれを良しとせず溺愛する四男の盛親に家督を継がせることを決めたため、そのショックがもとで病にかかって亡くなったとも、断食して命を絶ったともいう。一説に毒殺説もある。

その遺体は一族累代の墓所には葬られず、岡豊山麓の小さな墓石の下にひっそりと眠っている。