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阪田流向かい飛車(さかたりゅうむかいひしゃ)は、将棋の戦法のひとつ。阪田三吉名人が大一番で指したことで脚光を浴びた力戦振り飛車。さばきよりも抑え込むことが中心で、居飛車党の人でも使いこなしやすい戦法である。その狙いは単純明快ながら破壊力があり、相手にする方も甘く見ていると一気に潰される展開になる。
有名な南禅寺の決戦(先手木村義雄 後手阪田三吉)でも、阪田はこの阪田流向かい飛車を使っている。また、この戦いで後手の阪田は二手目で端の9四の歩を突いて、日本中を驚かせた。