若二瀬唯之
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若二瀬 唯之（わかふたせ ただゆき、1942年2月20日 - 1997年5月20日）は、愛知県幡豆郡一色町出身で朝日山部屋所属の元大相撲力士。 本名は戸嶋 忠輝。身長177cm、体重150kg。得意技は押し出し、右四つ、寄り。最高位は小結。
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[編集] 来歴
昭和35年9月場所、初土俵。昭和41年3月場所で新入幕を果たす。3度目の入幕で幕内に定着する。ぶちかまして一気に押す取り口だったが、年とともに四つ相撲に変わった。初土俵から昭和50年3月場所引退までの連続出場は1137回。
1975年5月場所を最後に引退し、年寄・浦風を襲名して朝日山部屋の部屋付き親方として先代（前2・二瀬山勝語）の片腕となって後進の指導に務めていたが、同年10月先代の急死により名門朝日山を継承した。しかし、先代未亡人と話がこじれ、トンガ力士6名が廃業・帰国した、いわゆる『トンガ騒動』を巻き起こす。この問題は国会でも取り上げられ、日本相撲協会はトンガ王国に事情説明に行き国王の了解を得た。これにより、朝日山親方は監督不行き届きとして協会から減給10％6カ月の処分を受けた。
「赤鬼」や「青鬼｣、「桃太郎（のちの玄海）」などユニークな四股名を考え出すことでも有名で、前頭・大飛翔、十両・玄海らを育てた。
[編集] エピソード
現役時代には年の割には顔が老けていたため、本名の戸嶋（としま）と掛けて「年増（としま）の若二瀬」と呼ばれていた。
[編集] 主な成績
[編集] 改名歴
- 戸嶋 忠輝（としま ただてる）1960年9月場所-1960年11月場所
- 戸島 忠輝（としま -）1961年1月場所-1962年1月場所
- 若二瀬 忠輝（わかふたせ -）1962年3月場所-1967年1月場所
- 若二瀬 唯之（- ただゆき）1967年3月場所-1975年3月場所
[編集] 年寄変遷
- 浦風 忠輝（うらかぜ ただてる）1975年3月-1975年5月
- 北陣 忠輝（きたじん -）1975年5月-1975年10月
- 朝日山 忠輝（あさひやま -）1975年10月-1997年5月
