自爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
自爆（じばく）とは、火薬・爆発物などを自らの中に抱え込み自分の本体もろとも爆発すること。転じて、自らのミスで良い成績を逃したり、地位を失うという意味でも用いられる。自滅とほぼ同意味である。
自爆には、大別して三種類ある。一つは、爆発物などを抱え込んでいる場合に事故により爆発すること。二つ目は、ロケット・ミサイルなどがコースを外れた場合に、他所へ危害を加えないために爆発し、本体を破壊すること。三つ目は、自己の身体の犠牲を伴いつつ、他所へ攻撃を行う自爆攻撃・自爆テロである。自爆攻撃・自爆テロの用語は、必ずしも爆発物を伴うわけではなく、生還を期しがたい無謀な自殺的攻撃にも用いられる場合がある。
[編集] 2006年 自爆した有名人
- 永田寿康（民主党衆議院議員）
- ライブドアの堀江貴文容疑者が自民党の武部勤幹事長二男の銀行口座に3000万円振り込んだという（いわゆる堀江メール）の存在を暴露。しかし、当事者には完全否定され、結局、メール自体も偽物（メールの情報提供者＝西澤孝にだまされた。）ということが分かり、民主党は謝罪。しかし、当の本人はいまだに本物と信じているフシがあり、激しい批判を受けた。まさに、「永田の自爆テロ」と表現するにふさわしい状況となった。
- リンゼイ・ジャコベリス(トリノ五輪 スノーボード女子スノーボードクロス）
- この競技の世界チャンピオン。当然、トリノでも決勝に進出。決勝のレースでも独走。誰もが金メダル間違いなしと思われたが、ゴール直前に観客へのパフォーマンスとしてグラブをつかんだが、着地の際にバランスを崩し転倒。目前にしていた金メダルを逃してしまった。本人は「バランスをとるためにグラブをつかんだ。」と語ったが、後の祭りだった。
[編集] 自爆による特殊攻撃
(他のものは特攻を参照) 各地の戦線で行われた特殊攻撃の一つであり戦局の悪化に伴い頻繁にとられた戦法でもある。 惨状と見せかけ、隠し持った手榴弾を爆発させるものと、 爆発物を抱いての目標での爆発がある。 後者も前者も命の保障はなく、又 戦況の悪化により 死にそうなものに医療が出来ないことからピンを抜いた手榴弾を持たせ 時限装置代わりに使った証言もある。 よく、爆弾三勇士を自爆と思われがちだが、 士官が破壊筒の導火線を計算の半分以下に したことから起きた事故であり、この士官は軍事裁判にかけられている。
