目玉マーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
目玉マーク(めだま - )は、フジテレビジョン、産業経済新聞社(産経新聞)、ニッポン放送、ポニーキャニオンなどフジサンケイグループ各社で使用している統一シンボルマーク・社章である。
1985年8月、当時のフジサンケイグループ議長・鹿内春雄が、グループの結束を強化するために制定した。目玉のデザインは、イラストレーターの吉田カツが手掛けた。制定当時のキャッチコピーは「人が好き、地球が好き。あったかい心みえますか フジサンケイグループ」で、フジテレビ、ニッポン放送ほか全国のテレビ・ラジオで大々的な宣伝活動を行った。
1986年4月1日からフジサンケイグループ各社の社章・社旗に"目玉マーク"が正式に使われることになり、デザイナーの馬場雄二(現・東北芸術工科大学教授)の製作によるグループ各社の統一企業ロゴタイプもこの日から使用された。フジテレビ制作のテレビ番組には、クレジットタイトルで「制作著作(目玉マーク)フジテレビ」と表記され、産経新聞、サンケイスポーツには一面で目玉マークを掲載している。また、開局当初から産経新聞との関係が深いラジオ大阪も2005年1月、正式に産経新聞グループの一員になったのに伴い、同年10月から目玉マークを使用することになった(ロゴタイプは従来のものを継続)。
目玉マークは全国的にはフジテレビのシンボルマークとして印象深いが、産経新聞の発祥の地で、産経の発行部数が全国でトップクラスの大阪府など近畿地方では産経新聞、サンケイスポーツのシンボルマークとしても馴染みがある。
なお、文化放送もフジサンケイグループであるが、文化放送とそのグループ企業には目玉マークは使用していない。