畠山尚順

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畠山 尚順（はたけやま ひさよし、1475年（文明7年） - 1522年9月7日（大永2年8月17日））は戦国時代の守護大名。応仁の乱で有名な畠山政長の子。畠山稙長・畠山長経・畠山政国の父。

初名は畠山尚慶。号は卜山。1492年、将軍・足利義稙（義材）に従って近江国に遠征する。翌年にも父に従って畠山義豊を討伐したが、同年に細川政元と戦って敗れ、父が戦死したため、その後を継いで家督を継承した。1499年、義豊を殺害して細川政元と摂津国で戦ったが大敗を喫した。その後、矛先を細川元有や畠山義英（義豊の子）に変えて戦う一方で、1508年には政元死後の混乱に乗じて足利義澄を擁して上洛する。そして再度、畠山義英と戦ったが、家臣の離反にあって大敗を喫し、堺に逃亡した。その後、再挙を図ったが、果たせずして1522年、淡路国で死去した。享年48。法号は勝仙院竜源徳陽。

無能な武将ではなかったが、戦国時代の京都における混乱に巻き込まれて時代に翻弄された武将だった。