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瑞鳳(ずいほう)は、大日本帝国海軍の祥鳳型航空母艦2番艦。
日本海軍はロンドン海軍軍縮条約による航空母艦の保有制限から逃れるために、戦時に航空母艦に迅速に改造できる艦船の保有計画を持っていた。その計画により建造されることになったのが、瑞鳳の前身である「高崎」であり、当初は給油艦として設計された。その後、建造途中で軍縮条約から脱退したために、より航空母艦に改造しやすい潜水母艦に計画変更され、さらに潜水母艦から航空母艦へと計画を再変更している。
1940年12月27日、航空母艦「瑞鳳」として竣工。太平洋戦争では、南太平洋海戦やマリアナ沖海戦、レイテ沖海戦を歴戦した。
[編集] 艦歴
[編集] 性能
- 基準排水量:11,200トン
- 全長:205.5メートル
- 全幅:18メートル
- 平均吃水:6.4メートル
- 飛行甲板長:180メートル
- 飛行甲板幅:20メートル
- 主機:艦本式オール・ギヤード・タービン2基、2軸
- 主缶:ロ号艦本式水管缶(重油専焼)4基
- 出力:52,000馬力
- 燃料搭載量:重油2320トン
- 航続力:18ノットで7800浬
- 最高速力:28ノット
- 兵装:12.7cm40口径連装高角砲4基、25mm連装機銃4基
- 搭載機:艦戦18機、艦攻9機、補用3機
- 乗員:792名
[編集] 同型艦
[編集] 関連項目