王兆国
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王兆国（おうちょうこく, Wang Zhaoguo, 1941年7月-）は河北省豊潤生まれ。中華人民共和国の政治家。第16期中国共産党中央政治局委員、第9期全国政治協商会議副主席。
1938年河北省豊潤に生まれる。漢族。1961年から1966年にかけてハルピン工業大学動力機械学部で学ぶ。専攻はタービン。在学中の1965年12月に中国共産党入党。
1968年から武漢第二自動車製造工場に勤務。同工場の党委書記をしていた1982年、文化大革命の際に四人組を批判した政治的姿勢が鄧小平に評価され、共産主義青年団第一書記に就任する。胡錦濤より先に起用された（前任が王）ことからもわかるように、第4世代における筆頭格と目されていた。85年から中央書記処書記、中央弁公庁主任。
ところが福建省長時代（1987年-1990年）に胡耀邦が失脚した煽りで中央統一戦線部長、台湾工作弁公室主任を経て、1998年には全国政協会議副主席という閑職に行き着く。一方の胡錦濤は1992年に最年少で末席ながら政治局常務委員となり、第4世代の筆頭が胡錦濤となったことを印象付けた。
2003年、全人代常務副委員長に就任。同年、中華全国総工会主席を兼任。全国政協副主席というポストは事実上の名誉職であり、葉選平、董建華などが失脚の後このポストに就いている。ここから表舞台である政治局、全人代などに復活することは極めてまれである。同時期に引退した江沢民が影響力を残すために強い推薦があった。
