爆発物処理班
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爆発物処理班(ばくはつぶつしょりはん)とは警察における爆発物を解体および処理する部隊のこと。
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[編集] 所属
警備部機動隊の所属になる。諸外国ではSWAT(アメリカの場合)及び類似の特殊部隊所属。
これ以下、各節では日本の警察におけるそれについて記す。
主に爆弾絡みの事件に投入されている。爆弾解体(爆発物本体と起爆回路の安全な切り離し)が主任務であり、遠隔操作ロボットの使用や対爆スーツを着用して作業を行う。
なお、爆発物処理班が作業を行うのは、事件性が高い仕掛け爆弾などであり、砲弾・爆弾の不発弾などは自衛隊の部隊が処理を行う。
[編集] 編成されている地域
- 警視庁を始め、全都道府県警において編成。
警視庁爆発物処理班は第一機動隊、第二機動隊、第三機動隊、第六機動隊、特科車両隊に設置されている。 各隊は方面別に担当区域を指定され、各中隊で爆発物処理班を編成できるように、隊員を指定して訓練を行い爆発物処理車両や防爆防護服等を装備させている。
[編集] 爆発物処理班の編制
- 班長 - 警部または警部補
- 副班長 - 警部補または巡査部長
- 実際に爆発物解体・処理作業を行う処理班員 - 巡査から警部補
- 後方支援及び捜索の担当処理班員 - 巡査から警部補
[編集] 処理方法
殆どの場合、爆発物、もしくはそれと思しき危険物を発見したという連絡があって現場に向かい、対象を冷却・冷凍させ現場から特科車輌を用いて運び出す。その後、人家や人気の無い場所で安全に爆発させ処理する。
しかし、全てこの方法で処理できるわけではなく、実際に爆発物そのものを解体処理しなければならないこともある。その際は極めて危険な仕事となるので殉職者が出ることもある。解体作業は爆発有効範囲から処理班以外の全ての者を撤去させ、厳重に警戒しながら行う。時限式の爆弾やブービートラップ式爆弾、プラスチック爆薬など高度な技術が投入されている爆弾の解体にあたっては専門家の支援を仰ぐこともある。