火の鳥 鳳凰編 我王の冒険

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『火の鳥 鳳凰編 我王の冒険』（ひのとり ほうおうへん がおうのぼうけん）は、1987年1月4日にコナミから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームソフト。

目次 1 概要 2 ゲームシステム 2.1 ステージ構成 2.2 鬼瓦 3 アイテム 4 関連項目

[編集] 概要

1986年に公開されたアニメ映画『火の鳥 鳳凰編』（手塚治虫原作）をゲーム化したものである。1987年最初のファミコンソフトでもある。

『スーパーマリオブラザーズ』に似た横スクロール方式のアクションゲームである。主人公は我王。

火の鳥の漫画本編との関係は薄いが、後述の鬼瓦を採用したことにより、アクションゲームとして秀逸な出来に仕上がっている。また、ゲーム音楽もメロディーラインが見事で、非常に高い評判がある。

[編集] ゲームシステム

ゲームの目的は、全16のステージをクリアし、火の鳥の彫刻のパーツを集めて絵を完成させることである。各ステージの最後に待ち受けるボス敵を倒し（ステージによってはボスの代わりに落下物を避けて進む）、彫刻のパーツを取ればステージクリアとなる。

ライフ制を採用しており、敵キャラクターや敵の吐く弾などに触れるとライフが1つ減る。ライフが0になると1ミスとなるほか、穴に落ちたときや残りタイムが0になったときも1ミスになる。また、行き詰まったときはSELECTボタンを押すことで自滅できる。残機がなくなるとゲームオーバー。ゲームオーバー時には同じステージからコンティニューをすることができる。

武器は彫刻に使われる「ノミ」で、発射するとまっすぐ前方に飛ぶ。ノミは敵を攻撃するときのみならず、マップ上の宝箱を開けたり、ブロックや鬼瓦を破壊したりするときにも用いる。

[編集] ステージ構成

我王の活躍舞台は大和（全8面）、来世（全5面）、太古（全3面）の3つの時代から構成され、別の時代へ行くには各ステージの途中に隠されているワープゾーンを利用しなければならない。ワープゾーンを使わないと、同じ時代のステージをループするようになっている。また、大和のステージ8（隠し面の火山）も、ワープゾーンを使わないと行くことができない。

ワープゾーンは多数あり、また、ステージクリアの順番も決められていない為、何通りものルートでプレイできることが魅力である。

16のステージをクリアし絵が完成すればエンディングであるが、ゲームはその後2周目、3週目…と永遠に続く。2周目以降は敵キャラクターの動きが速くなる等、難易度が若干上がる。

[編集] 鬼瓦

ステージを進んで行く上で必要不可欠なのが鬼瓦である。鬼瓦を置く（空中に置くこともできる）ことによって足場としたり、敵の進路を妨害したりすることができる。

置いた鬼瓦はノミで撃つか、上に乗ってしゃがんで3回ジャンプすれば破壊することができる。（なお、鬼瓦だけでなく、ステージ内にある特定のブロックもこの方法で破壊することができ、これらのテクニックを使わないとクリアは不可能）

敵キャラクターをノミで撃つと鬼瓦に変わるので、それを取るとストックを1増やすことができる。また、パワーアップアイテムとして宝箱に入っていることもある（この場合は一気に10個増える）。鬼瓦のストックは最大99まで。

[編集] アイテム

アイテムは基本的に宝箱をノミで破壊して手に入れるが、敵を倒すと稀に鬼瓦の代わりにアイテムがランダムに出現することがある。

財布（巾着）

500点獲得。

おにぎり

ライフが全回復する。ボスの直前に配置されていることが多い。

貝殻

ライフの最大値が1つ増える。初期値は5で最大値は8。最大値の時に取っても無意味。1ミスすると、初期値に戻る。

鬼瓦

敵を倒したときに現れる物より赤みがかっている。鬼瓦のストックが10増える。

鳳凰の羽根

一定時間無敵になり、敵に体当たりすることで倒せる。

鏡

一定時間無敵になり、ブロックや地形をすり抜けることが出来る。

勾玉

時間が止まり、敵などが一定時間動かなくなる。

数珠

画面上の敵を全て倒し、鬼瓦に変化させる。

我王の人形

1UP。

靴

太古ステージ3のみに出現。氷の足場でも滑らなくなる。

コナミマン

大和・来世・太古の各時代の1箇所ある隠しアイテム。取ると、ライフゲージ容量が最大の8になるとともに全回復、同時に鬼瓦のストックが一気に99個になる。ただし破壊不可能なブロックに囲まれた場所など入手に高度なテクニックが必要となる場所に存在する。

[編集] 関連項目

• 火の鳥 (漫画)