日本・メキシコ経済連携協定
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日本・メキシコ経済連携強化 (にほん - けいざいれんけいきょうか)とは、2000年代の日本とメキシコの経済関係に関する説明である。
2004年9月、小泉総理がメキシコを訪問、フォックス大統領と会談、自由貿易協定を核とする経済連携協定に署名した。日本のFTAとしては2か国目。発効は2005年4月。
日本・メキシコのFTAでは、一部ではあるが、日本側が農産物の市場開放に踏み切った点が注目される。
農産物の市場開放は「農村が滅ぶ」とする農水族が抵抗することが多く、対メキシコ交渉でも難航したが、小泉総理が「農業鎖国はできない」として、官邸主導で農産物の輸入拡大を実現したという。この結果、豚肉やオレンジ果汁、牛肉、鶏肉、オレンジ生果について、低関税枠などが設定された。