日本アルプス
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日本アルプス(にほんアルプス)とは、中部地方にある以下の3つの山脈の総称である。
1881年に刊行された『日本案内』の中で、飛騨山脈を調査したことのあるイギリス人鉱山技師ウィリアム・ゴーランド(ガウランド)が、ヨーロッパのアルプス山脈に因んで「日本アルプス」と紹介したのがこの名前の由来である。後に、小島烏水がこれを3つに区分し、飛騨山脈を北アルプス、木曽山脈を中央アルプス、赤石山脈を南アルプスとした。
一般に、「日本アルプスの父」とまで呼ばれ、自身がさかんに登り、またヨーロッパにも日本アルプスの名を紹介したのは、イギリス人宣教師ウォルター・ウェストン(1861年 - 1940年)である。上高地 にはウェストン碑があり、また毎年、ウェストン祭が行われている。
アルプス山脈より南に位置し、高度も低いため氷河はないが、森林相と高山植物は非常に豊富である。
[編集] 関連著作
- 『日本アルプスの登山と探検』 ウォルター・ウェストン著 青木枝朗訳 岩波文庫 ISBN 4003347412
- 『山と渓谷』 田部重治著 岩波文庫
[編集] 関連項目
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