文殊 (列車)

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特急「文殊」新大阪駅にて撮影。

文殊（もんじゅ）とは、西日本旅客鉄道が新大阪駅～天橋立駅間を福知山線・北近畿タンゴ鉄道宮福線・北近畿タンゴ鉄道宮津線経由で運行する特別急行列車の名称。

北近畿ビッグXネットワークを形成する列車の1つである。

[編集] 運行概況

運転本数

新大阪駅～天橋立駅間 1往復

基本的には福知山線内は「北近畿」のダイヤに準ずる。現在は上り・下り1本づつでともに夕方の運行。

使用車両

183系電車

停車駅: 新大阪駅 - 大阪駅 - 尼崎駅 - 宝塚駅 - 三田駅 - 篠山口駅 - 柏原駅 - 福知山駅 - 大江駅 - 宮津駅 - 天橋立駅

[編集] 沿革

1988年、北近畿タンゴ鉄道宮福線開業に伴い、新大阪駅～天橋立駅間を福知山線・北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線経由で運行する以下の列車を設定する。
1. 毎日運転の臨時急行列車「みやづ」。
2. 特急「エーデル丹後」・・・エル特急「北近畿」の臨時延長扱い。
共に運行当時は北近畿タンゴ鉄道内は電化されていないことから気動車による運行であった。
1996年、北近畿タンゴ鉄道宮福線電化に伴い、「みやづ」を電車化。同時に「文殊」に名称を変更。運転開始当初は下り1本、上り2本で運転。

なお、「エーデル丹後」は北近畿タンゴ鉄道の運行する「タンゴディスカバリー」へ変更。
1999年、上り1本を廃止。
2005年 4月25日、JR福知山線脱線事故が発生し、新大阪駅～福知山駅間が運休となる。

[編集] 名称の由来

天橋立(京都府宮津市)にある天橋山智恩寺の本堂「文殊堂」から採られたものである。しかし、同所に安置されている本尊の文殊菩薩が由来とされる原子力発電所の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)があり、いささかネガティブなイメージを持たれてしまっている点は否定できない。実際、高速増殖炉のナトリウム漏れ事故発生直後の列車設定だったため、JR西日本が登場間際の愛称変更も真剣に検討した、という話も残っている。