徳島新聞

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徳島新聞（とくしましんぶん）は徳島県の県域新聞。新聞社としては珍しく、公益法人の「社団法人徳島新聞社」が発行する。法人の所管官庁は徳島県教育委員会。発行部数は約26万部。県内普及率は約87%と、長年に渡って普及率全国一の座を守り続けている。しかしこの為、徳島県では他県に比べて全国紙の普及率が極端に低くなっており、「保守的な徳島の象徴」と揶揄される事も少なくない。

目次 1 沿革 2 紙面 2.1 テレビ欄 2.2 漫画 3 拠点一覧 3.1 本社 3.2 支社 3.3 支局 4 関連会社 5 外部リンク 6 注記・参考資料

[編集] 沿革

• 1876年4月21日　益田永武らにより『普通新聞』創刊^[1]
• 1888年　石田真二により『徳島新報』創刊
• 1889年　『普通新聞』が『徳島日日新聞』に改題
• 1898年　首藤貞吉により『徳島毎日新聞』創刊
• 1904年　『徳島日日新聞』と『徳島新報』が合併し『徳島日日新報』となる
• 1941年　新聞統制（新聞統合、1県1紙制）により「徳島日日新報社」と「徳島毎日社」が統合し「株式会社徳島新聞社」が発足、12月15日付夕刊より『徳島新聞』を発行
• 1944年　「株式会社徳島新聞社」が「社団法人徳島新聞社」に改組^[2]
• 1944年6月1日　「社団法人徳島新聞社」による『徳島新聞』第1号を発刊
• 1946年8月15日　『徳島民報』創刊
• 1954年10月30日　『徳島新聞』に『徳島民報』合併
• 1962年4月1日　徳島市幸町に徳島新聞会館を新築
• 1985年3月21日　徳島市中徳島町（徳島市民プール跡地）に新聞放送会館を新築、本社移転
• 1985年7月9日　朝夕刊のすべてのCTS（電算写真植字システム）化完了
• 1994年6月1日　創刊50周年（1944年の社団法人化から数えて）
• 2004年6月1日　創刊60周年
• 2006年4月21日　『普通新聞』創刊から数え130周年^[3]

[編集] 紙面

[編集] テレビ欄

徳島新聞のテレビ欄は、他紙とは違い、最終面ではなく中面に掲載。（ただし夕刊では最終面に掲載）地方紙で中面にテレビ欄を掲載しているのは、他に静岡新聞、東京新聞、紀伊民報等の例がある。フルサイズの部分にはテレビ大阪を除く関西キー局+四国放送、NHK徳島が掲載され、ハーフサイズの部分にはテレビ大阪、サンテレビ、テレビ和歌山、放送大学に加え、県西部で視聴出来る香川・岡山地区の放送局（テレビせとうちは除く）が掲載されている。（衛星放送、BSデジタル放送はハーフサイズでの掲載）

フルサイズで掲載

• NHK徳島総合テレビジョン（3ch・D3）
• NHK徳島教育テレビジョン（チャンネル表示は大阪の12chと、徳島の38chを併記している。D2）
• 四国放送（1ch・D1）
• 毎日放送（4ch・D4）
• 朝日放送（6ch・D6）
• 関西テレビ（8ch・D8）
• 読売テレビ（10ch・D10）

ハーフサイズで掲載

• テレビ大阪（19ch）
• サンテレビ（36ch）
• テレビ和歌山（55ch（テレビ和歌山の親局は30chであるが、徳島新聞では御坊局の55chを掲載している））
• 放送大学（CS205ch）
• 西日本放送（9ch）
• 山陽放送（11ch）
• 岡山放送(OHK)（35ch）
• 瀬戸内海放送（57ch）

[編集] 漫画

• 朝刊
  • 中日新聞、西日本新聞などブロック紙3社連合の新聞に連載している佃公彦の4コマ漫画（実際は3コマ漫画）『ほのぼの君』を掲載。作者が少年時代を徳島県で過ごしたという縁もあり、時折インタビュー記事などが載る事もある。
• 夕刊
  • 神戸新聞や高知新聞など数多くの地方紙で連載されている田中しょうの4コマ漫画『あんずちゃん』を掲載。

[編集] 拠点一覧

[編集] 本社

• 徳島市中徳島町2-5-2　郵便番号770-8572

[編集] 支社

• 大阪支社：大阪市北区堂島浜2丁目
• 東京支社：東京都中央区銀座7丁目
• 高松支社：高松市寿町2丁目

[編集] 支局

• 鳴門支局：鳴門市撫養町南浜字東浜
• 松茂支局：板野郡松茂町笹木野
• 板野支局：板野郡板野町大寺字大向
• 小松島支局：小松島市小松島町新港
• 阿南支局：阿南市学原町烏帽子池
• 石井支局：名西郡石井町石井
• 吉野川支局：吉野川市鴨島町西麻植
• 阿波支局：阿波市香美
• 美馬支局：美馬市脇町拝原
• 池田支局：三好市池田町マチ
• 那賀支局：那賀郡那賀町土佐
• 日和佐支局：海部郡美波町奥河内
• 牟岐支局：海部郡牟岐町中村

[編集] 関連会社

• 徳島新聞販売所
• JRT四国放送
  • 四国放送サービス(JRT-s)
• エフエム徳島(FM TOKUSHIMA)
• 徳島興発（吉野川遊園地、徳島ホール(映画劇場),新聞放送会館他を運営）
• 徳島ヴォルティス（大塚FCの運営会社　徳島新聞販売所が出資）
• スタッフクリエイト(←旧:徳島テレメッセージ(KTT))
• 徳島出版
• テック情報(←旧:徳島電算センター)
• 四国システム開発(日本IBM,四国新聞社,讃州製紙他と出資)

[編集] 外部リンク

• 徳島新聞ホームページ

[編集] 注記・参考資料

1. ↑ 「新聞で見るとくしま 20世紀こぼれ話」（『徳島新聞』1999年5月1日から2001年2月10まで連載）
2. ↑ 吉田則昭「戦時期メディア界再編成の理論と実際 −資本・権力の相剋する場としての新聞新体制]」（『立教大学大学院社会学年報』No.9、2002年）は、情報局の方針、戦時における「公益性」の発揚として、社団法人化があったと考察している。
3. ↑ 「２１日創刊１３０周年　徳島新聞、前身の普通新聞から」（『徳島新聞』2006年4月21日）