山田氏

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山田氏（やまだし / やまだうじ）は日本人の氏族のひとつ、または姓のひとつ。

[編集] 古代の山田氏

古くは渡来系氏族が称したウヂ名であり、『新撰姓氏録』には、右京の山田宿祢氏（やまたのすくね、周霊王の太子晋の子孫と称する）、同じく山田造（やまたのみやつこ、山田宿祢と同祖）、河内国の山田宿祢（魏の司空王昶の子孫と称する）、同じく山田連（やまたのむらじ、山田宿祢と同祖）、同じく山田造（山田宿祢と同祖）、和泉国の山田造（新羅の天佐疑利命（あまのさぎりのみこと）の子孫を称する）が記録されている。平安時代初期の能吏として知られる山田古嗣（やまたのふるつぐ）もこの山田氏に出自していると見られている。

[編集] 源氏の山田氏

時代が下ると、清和源氏の流れをくみ源満政の長男源重遠を祖とする山田氏も現れた。

[編集] 名字としての山田姓

名字としての山田姓は、山中の田地や山際の田地に発祥する名字であり、日本各地に多数分布している。上記の古代山田氏や源氏の山田氏に由来する山田姓は非常に限定的だろうと考えられている。

一般にありふれた姓であるとされ、申請書類等の記入例において「山田太郎」「山田花子」のように書かれることが多い。しかし統計によって誤差はあるものの、全国で12番目や13番目に入る程度であり、ランキング上位に並ぶ佐藤、鈴木、高橋ほどには多くない。