小松島航空基地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

小松島飛行場
IATA：N/A－ICAO：RJOP
概略
空港種別		軍用
運営者		海上自衛隊
開港日		○○○
受け持ち		海上自衛隊
海抜		○○○
位置		北緯34度00分17秒東経134度37分38秒
滑走路
方向	ILS	m×幅	表面
13/31	YES	220×50	舗装

小松島航空基地（こまつしまこうくうきち）は、徳島県小松島市にある海上自衛隊の飛行場である。呉地方隊隷下の「小松島航空隊」の基地であり、対潜哨戒ヘリコプター SH-60Jが配備されている。主に、大阪湾を中心に、瀬戸内海、近畿・四国南方海上の防備を行っている。

また、気候が乾燥しがちな瀬戸内や四国は、山火事が頻繁に発生する地域だが、小松島航空隊は、その度に県知事の要請により災害出動し、徳島航空基地隊とともにヘリコプターによる消火活動を行っていることでも知られる。

小松島航空基地の歴史は、1941年（昭和16年）に、大日本帝国海軍呉鎮守府の隷下部隊として小松島海軍航空隊が設置されたことに始まる。ここには海軍飛行予科練習生（予科錬）訓練施設が置かれ、水上機や偵察機の訓練が行われた。1944年(昭和19年)からは第903海軍航空隊の飛行場となった。その他、第11海軍航空廠岩国支廠小松島補給工場が置かれていた。

戦後、1965年(昭和40年)に再び海上自衛隊第21航空群小松島航空隊が開隊し、再び航空基地となった。

近年中に部隊改変が予定されており、小松島航空隊は従来の紀伊水道の警備から、呉基地所属艦艇の艦載航空隊になることが予定されている。呉基地近辺には山口県の岩国航空基地があり、小松島航空基地から岩国へ部隊移転することも検討されている。