向かい飛車
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向かい飛車(むかいびしゃ)は、将棋の戦法の振り飛車の一種である。 先手ならば飛車を8筋に、後手ならば飛車を2筋に振る。相手の飛車先を逆襲しようという戦法である。 他の振り飛車の戦法同様、振る場所によって名前を決めると「二間飛車」となりそうだが、この場合は相手の飛車と向き合っているので「向かい飛車」という。
この戦法は互いの飛車が向き合っているため、飛車の素抜きを注意しなければならない。囲いは美濃囲いが主だが、状況によっては囲わずに戦闘にはいることもある。また、美濃囲いにしても左側の金は囲いに使用せず左側で攻撃の駒として使う場合が多い。これは、飛車交換をしたときに飛車の打ち場所がないようにするためである。居飛車側に隙が出来れば飛車交換を迫ることができるように指すのが普通である。角道を止めずに指す戦法もある。
相振り飛車では角交換に強い位置なので指されることも多い。ただし、矢倉に組まれると攻めにくい位置でもある。
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