吉原知子
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吉原 知子（よしはら ともこ、1970年2月4日 - ）は日本のバレーボール選手。北海道雨竜郡妹背牛町生まれ。身長180cm、右利き、最高到達点・スパイク305cm、ブロック295cm。 ニックネームはトモ。
[編集] 来歴
- 高校卒業後、日立に入社。
- 選手生活は、日立解雇、イタリアリーグ・セリエAへの挑戦、ダイエーの休部、東洋紡の休部など苦労は多かったが、速攻や一人時間差など攻撃は非常に多彩で、当時の日本女子選手の中では群を抜いたスパイク決定力を有しており、1992年バルセロナ、1996年アトランタと、2004年のアテネの３つのオリンピックに出場するなど、長く日本のトッププレーヤーとして活躍した。
- 大林素子らとともにプロ選手契約を目指し、会社側と対立。その結果、日立を解雇され、イタリアリーグに移籍した。
- アトランタの後、年齢を理由に日本代表から外されるが、センタープレイヤーとしての実力は日本ＮＯ．１との評価はその後も変わらず、2003年、その年に新たに監督に就任した柳本晶一監督から、代表に再び呼び戻される。2003年のワールドカップ、2004年のアテネオリンピック世界最終予選では柳本ジャパンの精神的支柱となり、チームを牽引した。全日本の合宿中の練習では、選手中最も早い朝５時から自主トレーニングを開始、終わるのも一番遅かった。その姿に他の選手も感銘を受け、全選手が決められた練習メニューだけでなく、自律的に練習に励むように。
- 日本リーグ、そしてVリーグで所属した全てのチームで優勝という華やかな戦績を残し、優勝請負い人とも言われた。
- 2006年6月、膝の痛みを理由に18年の現役生活にピリオドを打った。今後の活動は未定だが、バレーボールの指導者に意欲を示している。
- 2006年5月13日、東北楽天ゴールデンイーグルスの2軍の公式戦で始球式を行った。これはかつて所属のパイオニアの本拠地と楽天2軍の本拠地が同じ山形県の天童市にあることから。
- 彼女のサーブは今では珍しいオーバーハンドサーブ。フロアの一番後ろから放つサーブは、ボールの飛行距離が長く空気抵抗を長く受けるため、揺れが大きく、また、相手陣営の体制に応じて、後ろに伸ばしたり、前に落としたりと変幻自在で、多くの相手選手が苦戦を強いられていた。
[編集] 球歴・受賞歴
- 所属チーム履歴
- 妹背牛小→妹背牛中→妹背牛商業高→日立ベルフィーユ（1988-1994年）→アンコナ（イタリア）→ローマ（イタリア）→ダイエー・オレンジアタッカーズ（1995-1999年）→東洋紡オーキス（1999-2002年）→パイオニア・レッドウィングス（2002-2006年）
- 受賞歴
- 1991年 - 第24回日本リーグ ベスト6
- 1992年 - 第25回日本リーグ ベスト6、スパイク賞
- 1998年 - 第4回Vリーグ ベスト6、スパイク賞
- 1999年 - 第5回Vリーグ ベスト6
- 2000年 - 第6回Vリーグ ベスト6、敢闘賞
- 2001年 - 第7回Vリーグ 最高殊勲選手賞、ベスト6
[編集] 外部リンク
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