千葉真子
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千葉 真子（ちば まさこ、1976年7月18日 - ）は、元女性長距離走者、元マラソン選手。京都府宇治市出身。
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[編集] 来歴・人物
宇治市立東宇治中学校、立命館宇治高等学校卒業。旭化成、SACを経て、豊田自動織機所属。身長155cm、血液型A。10kmロードアジア記録保持者。マラソンベスト記録は2時間21分45秒(2003年・大阪国際)。世界選手権で異種目複数メダル獲得（1997年10000m3位、2003年マラソン3位）という前人未到の快挙を成し遂げた選手である。
2006年8月に引退後は、主にタレント、スポーツコメンテーターとして活動中。
[編集] 経歴
- 1996年 唐津ロード10kmに出場。31分44秒のアジア新記録を樹立。又兵庫リレーカーニバルの女子10000mで31分28秒15の日本新記録（その後日本選手権で鈴木博美に記録を塗り替えられた）。同年に行われたアトランタ五輪の女子10000m代表となり、5位入賞（川上優子も7位入賞、鈴木は16位）。
- 1997年 アテネで行われた世界陸上の女子10000mで3位となり、銅メダルを獲得。
- 1998年 長野オリンピック開会式で、子供達と一緒に聖火ランナーを務めた。
- 1999年 シドニー五輪選考レースだった東京国際女子マラソンへ実質上の初マラソンとして出走するが、5位に終わる。
- 2000年 名古屋国際女子マラソンに出走予定だったが欠場を表明、シドニー五輪代表入りを断念（同五輪女子マラソン代表は市橋有里、高橋尚子、山口衛里。高橋が優勝し金メダル獲得）。相次ぐ故障に悩まされ続け、旭化成を退社表明。マスコミは引退と報じたが、後に千葉本人が否定。
- 2001年 小出義雄監督率いるSACに移籍。北海道マラソンで優勝し、復活。
- 2003年 大阪国際女子マラソンに出走、自己最高記録をマークして2位となる。その後パリ世界選手権女子マラソン代表に選出、レース本番では2位の野口みずき（アテネ五輪代表内定）に続いて3位でゴールし、銅メダルを獲得。なお、世界選手権での複数回メダル獲得は（2006年現在）千葉を含め3人のみであり（ハンマー投の室伏広治・400mハードルの為末大）、複数種目での獲得は千葉ただ一人である。
- 2004年 アテネ五輪女子マラソン代表選出を目指したが、大阪国際女子マラソンでは優勝した坂本直子に及ばず2位で、補欠代表に留まった（アテネ五輪女子マラソン代表は野口、坂本、土佐礼子。野口が優勝し金メダル獲得）。
- 2005年 前年の東京国際女子マラソンで4位となり、ヘルシンキ世界選手権代表を逃した。また、SACを退部し小出監督から独立。なおヘルシンキ世界選手権では、TBSのレポーターを務めた。
- 2006年 長野マラソンに出走したものの風邪による体調不良で、22キロ過ぎの地点で途中棄権。
- 2006年8月、三連覇のかかった北海道マラソンにて、千葉自らレース前に引退を宣言。両腕にはマジックで「ありがとう」と記載して出走。足にテーピングを施す状態だったため、体調万全で臨めず、有終の美を飾る事は出来なかったが、最後はファンの人達に対し、笑顔で両手を挙げてのゴールとなった。
[編集] 主な成績
- 1996年 アトランタオリンピック 女子10000メートル走 31分20秒62 5位
- 1997年 世界陸上選手権アテネ大会 女子10000メートル走 31分41秒93 3位
- 1998年 9月 6日 シドニーマラソン 2:37:44/5位（試走）
- 1999年11月21日 東京国際女子マラソン 2:29:00 5位
- 2001年 8月26日 北海道マラソン 2:30:39 女子の部 優勝
- 2002年 4月21日 ロッテルダムマラソン 2:25:11 女子の部 2位
- 2002年10月13日 シカゴマラソン 2:34:36 女子の部 9位
- 2003年 1月26日 大阪国際女子マラソン 2:21:45 2位(自己ベスト)
- 2003年 8月31日 世界陸上選手権パリ大会 女子マラソン 2:25:09 3位
- 2004年 1月25日 大阪国際女子マラソン 2:27:38 2位
- 2004年 8月29日 北海道マラソン 2:26:50 女子の部 優勝
- 2004年11月21日 東京国際女子マラソン 2:27:02 4位
- 2005年 8月28日 北海道マラソン 2:25:46 女子の部 優勝
- 2005年10月 9日 シカゴマラソン 2:26:00 女子の部 3位
- 2006年 4月16日 長野マラソン 途中棄権 女子の部
- 2006年 8月27日 北海道マラソン 2:48:57 女子の部 11位(引退レース)
[編集] その他経歴
- 2006年5月、TBSのバラエティ番組・関口宏の東京フレンドパークに荻原次晴（長野オリンピックスキーノルディック複合男子個人6位）と組んで出場。惜しくもグランドスラムは逃したが、エアコンと洗濯乾燥機を獲得。
[編集] 人物
- アニメ声優のようなかわいらしい声とトークで、陸上ファンからも「千葉ちゃん」の愛称で親しまれ、人気が高い。
- 北海道マラソンを得意とし、2連覇を含め合計3勝を上げている。
- 大塚愛を練習中に頻繁に聴く。
- スタジオジブリ作品が好き。
- 将来の夢は声優。
- 旭化成の渡辺共則は高校の同級生。
[編集] 外部リンク
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