千代田 (空母)
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千代田(ちよだ)は日本海軍の千歳型水上機母艦の2番艦。 本艦の場合、水上機母艦としての役割に加えて、甲標的(特殊潜航艇)母艦としても使用できるよ うに設計・建造された。 艦内に合計12隻の甲標的を搭載可能であり、その場合でも12機の水上機を搭載可能になっていた。 また、走行中に艦尾両舷に開口した、潜航艇射出口より甲標的を発進できるという、複雑な構造となっていた。 現在の海上自衛隊の特殊輸送艦「おおすみ」型のさきがけともいえる、ドック併設型揚陸艦の構造を有していたことになる。 太平洋戦争中に航空母艦に改装された。
ミッドウェー海戦で4隻の空母を失った日本海軍は、空母不足を解消するため軽空母に改装する。 空母改装に際しても、上述したような複雑な構造が災いし、1年半以上の改装期間を要した。 空母改装後は第三航空戦隊に所属し船団護衛に従事、マリアナ沖海戦にも参加した。
1944年10月25日、レイテ沖海戦で米機動部隊の艦載機による攻撃で航行不能になり、米巡洋艦ウイチタ (USS Wichita, CA-45) の砲撃をうけ沈んだ。
[編集] 同型艦
[編集] 関連項目
大日本帝国海軍の航空母艦 | |
同型艦無し: | 鳳翔 | 赤城 | 加賀 | 龍驤 | 蒼龍 | 飛龍 | 大鳳 | 信濃 | |
翔鶴型空母: | 翔鶴 | 瑞鶴 |
瑞鳳型空母: | 瑞鳳 | 祥鳳 |
飛鷹型空母: | 飛鷹 | 隼鷹 |
千歳型空母: | 千歳 | 千代田 |
大鷹型空母: | 大鷹 | 雲鷹 |冲鷹 |
雲龍型空母: | 雲龍 | 天城 | 葛城 | 笠置 |阿蘇 | 生駒 |
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