北近畿ビッグXネットワーク

北近畿ビッグXネットワーク（きたきんきビッグXネットワーク）とは、西日本旅客鉄道（JR西日本）と北近畿タンゴ鉄道による近畿地方北部の特急ネットワークの愛称。

[編集] 概要

183系の先頭寄り側面に貼られているステッカー

JR西日本福知山支社と北近畿タンゴ鉄道が、大阪駅・新大阪駅と京都駅を始点として、北近畿の主要都市や観光地を結ぶ特急の運行内容を輸送需要に合わせて整理し、その結果、各特急の運行ルートが概ね福知山駅（含綾部駅）を交点として、JR福知山線、JR山陰本線、北近畿タンゴ鉄道宮福線の三つの路線にわたり、四方に伸びるように描かれている事からこの名前が付けられた。ネーミングはかつての同名の漫画やアニメに由来するともいわれている。

特急に使用される183系の先頭寄り側面には、これを模したステッカーが貼られている。（※但し、特急「まいづる」は福知山駅を経由せずに東舞鶴駅に到着するため、他の列車と違うステッカーが貼られている場合が多い。）

ジャンクションに当たる福知山駅において、特急同士の乗り継ぎを同一ホームで行える点や、特急料金の通算制度で、各地へのアクセス性を、多種類の特急をもって効率良く確保している。

今後の課題としては、北近畿地区全体の観光客減少に伴う利用者の減少への対応や、現在運用している183系の老朽化が進んでいる事などが挙げられる。一部からは車体傾斜機構付きの新車に置き換えるべき、との意見も出ている。