北海道道1号小樽定山渓線
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道道
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北海道
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北海道道1号小樽定山渓線（ほっかいどうどう1ごうおたるじょうざんけいせん）は、北海道後志支庁小樽市東部の朝里と、石狩支庁札幌市の定山渓温泉を結ぶ主要道道（北海道道）である。札幌市域は札幌市管理路線である。定山渓レークラインと称する。
小樽と札幌を結ぶ道路として重要なのは海寄りに走る札樽自動車道と国道5号で、山を走るこの道路の使命は観光である。小樽市側には朝里川と朝里ダムがつくるオタルナイ湖、札幌市側には小樽内川と定山渓ダムがつくるさっぽろ湖があり、朝里峠付近に札幌国際スキー場がある。定山渓は札幌の近くで最大の温泉地である。
- 起点：北海道小樽市新光2丁目（＝国道5号交点）
- 終点：北海道札幌市南区定山渓温泉東2丁目（＝国道230号交点）
- 総延長：35.4km（うち札幌市管理20.2km）
- 重複区間：小樽市新光2丁目 - 小樽市新光5丁目（北海道道956号小樽環状線）
目次 |
[編集] 通過市町村
[編集] 北海道
[編集] 後志支庁
[編集] 石狩支庁
[編集] 主な接続道路、トンネル、主な橋
- 小樽市
- 国道5号
- 北海道道956号小樽環状線＝新光4・5丁目交差点
- 文治橋、朝里川橋、朝里大橋、豊倉橋（以上、朝里川）
- 朝里大橋（朝里川）＝ 朝里ダムの下流で大きな円を描いて高度を稼ぐループ橋。
- 朝里峠トンネル（朝里峠）＝ 小樽市と札幌市の境界を潜る。
- 札幌市南区
- 小樽内川とその支流にかかる橋、約12
- 四つ峰トンネル
- 滝の沢大橋、湖水大橋（さっぽろ湖）
- 烏帽子トンネル、小天狗トンネル
- 木挽大橋（さっぽろ湖）
- 時雨トンネル
- 定山渓ダム（さっぽろ湖、小樽内川）
- 白井トンネル
- 朝日高架橋（北海道道95号京極定山渓線）
- 朝日橋（白井川）
- 北海道道95号京極定山渓線＝札幌市南区定山渓、白井トンネル近く
- 定山渓大橋（豊平川）
- 国道230号
[編集] 歴史
1930年（昭和5年）に地崎春次が創立した小樽定山渓自動車道株式会社が定山渓に向かう観光用有料道路として計画し、1932年（昭和7年）に朝里から定山渓までを開通した。定山渓にある岩戸観音堂は、この工事の死者の霊を弔うために1936年（昭和11年）に造られたものである。建設にあたったのは春次の父、地崎宇三郎が経営する地崎組（後の地崎工業）だったが、、息子側から代金が支払われなかったため、小樽定山渓自動車道の全株を取得して傘下に入れた。宇三郎の死後、春次が宇三郎の名と会社を継いで道路経営をも継承した。
経営は順調だったが、戦時中の1941年（昭和16年）に運行を停止し、荒廃が進んだ。1953年（昭和28年）、二代目の地崎宇三郎はこの道路を寄付した。修理の後、1954年に全線が開通して北海道に移管された（同年3月1日）。移管当初は道道3号であった。道道1号になったのは、1994年10月1日のことである。
定山渓ダムの建設により、さっぽろ湖に水没する道のかわりに、新しい道が4つのトンネルと3つの橋を伴って湖畔に建設された。定山渓レークラインとはこれにちなんで付けられた愛称である。このとき、ダムの位置から小樽内川沿いに下る道へは高度差が著しくなったため市道に移し、かわって白井トンネル経由で西に迂回する道を建設して道道にした。また、朝里ダム建設の際には、ダムの下に朝里大橋というループ橋が建設された。
