勝村周一朗
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勝村周一朗(かつむらしゅういちろう)は、1976年6月17日、神奈川県横浜市生まれの総合格闘家である。
[編集] 経歴
大学卒業後は鎌倉の児童養護施設に勤務しながら格闘技を続ける。現在は退職している。彼のニックネーム「リアルタイガーマスク」はここからきている。 アマ修斗全日本を制しプロ修斗デビュー。勝敗を繰り返しフェザー級ランカーになる。
転機が訪れたのは2004年1月24日のマルコ・ロウロ戦である。ブラジリアン柔術の達人相手に寝技で一方的に破れる。この試合の後に養護施設を退職し、格闘技一本の生活になる。
2004年11月3日にZSTに初参戦。所英男に1Rギロチンチョークで完敗する。引退も考えたが現役を続行する。所英男とはその後ZSTルールでタッグを組み、変則ルールながらレミギウス・モリカビュチスから三角絞めで1本勝ちを奪う大金星を挙げた。その後はZSTに主戦場を移して順調に勝ちを重ねる。
[編集] その他
- スリムな体型に今風のルックスながら養護施設に勤務していたという異色の格闘家である。もっとも本人はいい人ぶるのは嫌らしく、「鎌倉の偽善者」と名乗っている。
- レスリング出身ながら、あまり上をとることにこだわらず、下からの三角絞め等を得意とする。そのためか寝技での打撃ありの修斗ではいま一つなじめなかった感がある。寝技での打撃なしのZSTルールでは水を得た魚のごとく勝ちが先行し始めた。おそらくこのままZSTに定着するものと思われる。
- 鎌倉に自らのジム「勝村道場」を立ち上げ、格闘技を通して若手や子供を育成している。