冨宅飛駈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冨宅 飛駈(ふけ たかく)は、日本のプロレスラー・総合格闘家。
1969年1月10日、大阪府出身。本名・富宅祐輔。少年時代は柔道を経験、1989年のUWF新人テストを受けて合格。同期には垣原賢人、長井満也がいる。 1990年8月、垣原賢人戦でデビュー。同年末~翌年初頭のUWF解散では船木誠勝に従い、プロフェッショナルレスリング藤原組へ参加。1991年7月にはムエタイのラフィ・ナ・パタヤと異種格闘技戦を行う。
1993年に船木らと共に藤原組から離脱、パンクラスを旗揚げ。元来がプロレスファンということもあり、1995年にはヨーロッパでプロレスも行っており、帰国後の12月に行われた船木誠勝戦では試合開始直後にロープに走り、ドロップキックを放ったこともある(呆気なくすかされて30秒弱で敗退、「プロレスのカッコよさは上辺だけということが気づいたはず」と船木に言い放たれるオマケがついたが)。1998年には鈴木みのるにも勝利している。
旗揚げ当初は勝ち星を重ねてはいたが、徐々に選手層とレベルが上がるにつれて低迷するも、ベテランでありながら真っ向からルーキーと対戦する姿勢は評価を受けた。2003年2月の星野勇次戦を最後に総合格闘技の試合は行っていない。
現在はパンクラスMISSION所属として、エンターテイメントとしてのプロレスを大阪プロレスを中心に活躍している。
週刊プロレス選手名鑑のアンケートで毎年ボケをかます事でも有名。