亀有公園前派出所

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亀有公園前派出所（かめありこうえんまえはしゅつじょ）は、こちら葛飾区亀有公園前派出所に登場する架空の派出所である。

[編集] 概要

亀有公園は、亀有駅北口からすぐの所に実在するが、派出所は存在しない。作者の設定では、派出所は環7沿いにあるらしい。

また、1994年から派出所は交番と呼ばれるようになっているが、今更タイトルの変更はできないという理由により、派出所の名称を使い続けている（現在、空港など重要施設にある交番や無人交番が「警備派出所」と名乗っている）。モデルはJR亀有駅北口にある亀有署の駅前交番。現在では専ら新設の南口の交番に警察官が常駐し、北口交番には警察官が不在の時がある。一時取り壊しの動きもあったが、地元の請願で残されたエピソードもある。北口交番の警察官に「両さん（両津勘吉）はいますか?」と尋ねると、「パチンコに行ってる」との返事が返ってくるとかこないとか。また、郵政省（現 : 日本郵政公社）の粋なはからいで、宛名に「東京都葛飾区亀有公園前派出所　両津勘吉様」と書かれたファンレターが作者の家に届いたこともあるという。

[編集] 作中の設定

当派出所は警視庁新葛飾署管内にあり、葛飾区の亀有公園そばに置かれている。班長は大原大次郎巡査部長であり、配属のメンバーは作品中明確になっているだけで7名である。

派出所は両津によく壊される（90年代以降は部長や両津の大声および部長の武装お仕置き（大原大次郎参照）でも壊れる）が、壊れた派出所は基本的に次の週には直っている。直るまでに何週間もかかったのは3巻の火事の時と23巻の爆発の時、119巻のミサイルの誤作動トラブルの時だけである（どれも直るまで仮派出所を使用した）。再建されても内部の構造だけでなく外見も全く変わっていない。また手抜き工事のため土台ごと盗まれたこともある（7巻、23巻）。

建物自体は大きくなく、平屋建てで勤務スペース、休憩部屋、台所などに分かれており、24時間警察官が勤務できるように作られている。勤務スペースには事務机が二つ置かれているが、2006年11月現在一つは両津、もう一つは秋本麗子が占用しており、大原を含め、その他のメンバーは事実上使用できない。また、休憩部屋にはテレビやパソコンが置かれ、食事や仮眠を取れるようになっているが、両津の私物がたくさん置かれており、汚れている。

さらに派出所は両津により、何度か壊されているが、再建時は毎回同じデザインである。

[編集] 作品上の位置づけ

当派出所はこち亀第一回から登場した重要な舞台であり、主人公両津勘吉の勤務先である。両津と大原、中川などとの人間関係や両津の挑戦、投資が描かれた場所であり、こち亀ファンにとって一番なじみの場所である。

しかし、コミック118巻において、超神田寿司登場により、両津が登場する舞台はこの派出所と合わせて二つとなった。このことにより派出所の位置づけが少し小さくなってしまい、ファンの中には超神田寿司の登場について議論がある。ただ、作者自身は両津の活躍の舞台を広げると同時に原点回帰も意識しており、当派出所を中心とした作品も増えている。

[編集] メンバー

大原大次郎（班長）
両津勘吉
戸塚金次
寺井洋一
中川圭一
秋本麗子（元々寺井の代理で登場。よって、新葛飾署交通課所属の可能性もある）
麻里愛（新葛飾署本署所属の可能性もある）
- 作品中で明確に派出所常勤となっているのは以上の7名であるが、作品の中では7名以外にも勤務交代に登場する無名のキャラクターもいる。

松本（名前のみ登場。中川が来る前にいた警官で、マヨネーズの一気飲みが得意だったらしい。）
法条正義（新葛飾署勤務の可能性もある）
恵比寿（新葛飾署勤務の可能性がある）
軽田塁巣（新葛飾署勤務の可能性もある）
日暮熟睡男（新葛飾署勤務の可能性もある）
- 松本以外の4人と戸塚は過去に派出所勤務であったが、長らく派出所勤務の描写がないため、新葛飾署本署勤務になった可能性もある。

派出所メンバーの休暇時の代理