久島海啓太
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久島海 啓太（くしまうみ けいた、1965年8月6日生）は、和歌山県新宮市出身で出羽海部屋所属の元大相撲力士。最高位は東前頭筆頭。身長187cm、体重201kg。本名は久嶋 啓太（くしま けいた）。現在は、年寄・田子ノ浦親方。
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[編集] 来歴
相撲好きの父親の影響で4歳の頃から相撲を始める。新宮高校に進学したときには既に身長186cm、体重160kgという堂々たる体格で、3年連続で高校横綱、しかも3年生のときには高校生では史上初となるアマチュア横綱まで獲得し、怪物の名を欲しいままにした。日本大学に進学後も3年連続で学生横綱を獲得するなど史上最多の28個のタイトルを手土産に鳴り物入りで出羽海部屋に入門。1988年1月場所、幕下60枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。
幕下でややもたついたものの負け越しなしで1989年3月場所には新十両、同年7月場所には新入幕を果した。得意技は右四つ、寄り、極め出し、小手投げ。アマチュア時代の実績から将来の大関、横綱と目されたが、200kgを超える巨躯を活かして前に出る相撲には立会いに厳しさを欠いて出足の鋭さもなく、腰高で脇が甘く受け身になりやすい弱点を突かれ、そのため強引に相手を引っ張り込んで小手に振る相撲が多かった。また怪我にも泣かされたこともあり、三役にすら昇進することができなかった。
三役昇進を目前に控えた前頭筆頭の時、旭道山和泰の張り手でKOされ負け越し、昇進を逃してしまったことが惜しまれる。1998年9月場所を最後に引退し、準年寄・久島海を経て年寄・田子ノ浦を襲名。2000年1月場所後に出羽海部屋から分家独立し田子ノ浦部屋を復興、後進の指導に当たっている。2003年には急性心筋梗塞で倒れたが命に別状はなく、すぐに復帰した。
[編集] エピソード
- 相撲漫画のキャラクターのモデルになったこともある。
[編集] 主な成績
- 通算成績：462勝442敗15休
- 幕内成績：237勝273敗15休
- 幕内在位：35場所
[編集] 各段優勝
- 十両優勝：3回（1989年3月場所、1989年5月場所、1998年3月場所）
[編集] 三賞・金星
[編集] 年寄変遷
- 久島海 啓太（くしまうみ けいた）1998年10月-1999年8月
- 田子ノ浦 啓人（たごのうら -）1999年8月-
