ユニットケア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
[編集] ユニットケアとは
ユニットケアとは 「配属された職員が患者・入居者・利用者の看護・介護・要望・苦情に迅速かつ柔軟に判断・対応ができるよう、規模を縮小した看護・介護の提供態勢」
コンセプト ○病院・医院・福祉施設・保健施設などで運用されている。 ○入居者・利用者の個人的に秘密しておきたいこと(プライバシー)が守れる。 ○入居者・利用者の人間としての尊厳が保持できる。 ○職員の動線が従来型の特別養護老人ホームに比較して短くなる。結果として、入居(院)者・利用者と対面できる時間が長くなる。 ○サービスを提供する職員が、利用したいと思えるような施設にすること。 ○施設でも家庭的な生活を送っていただきたい。
ユニットケアの目指すもの ○生活をともにするケア ○一人一人の暮らしを支えるケア ユニットケアが実現すると ・小規模ケアは、入居者・利用者の個別ケアを可能にする。 ・入居者・利用者と職員が顔なじみの関係になれる。 ・入居者・利用者とスタッフの距離を近づけることが可能になる。 ・職員が、入居者・利用者一人ひとりに深く関わることが可能になる。 ・入居者・利用者一人ひとりを知ることが可能になる。 ・入居者・利用者の要望・希望・苦情に耳を傾ける機会を増やすことが容易になる。 ・入居者・利用者が日常性の高い生活を営むこととが可能になる。 ・入居者・利用者が主体性をもって生活することが可能になる。
⇒ 結果として入居者・利用者の「生活の質」の向上が可能となる。
⇒ 各ユニットが主体性を持つようになり、業務の変更しやすくなり、 工夫次第で「じかん」を造ることが可能になる。 「じかん」は、入居者とすごす時間をつくりだす。