ヘミオラ
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ヘミオラとはバロック音楽などにおいて、3拍子の曲で、2小節をまとめてそれを3つの拍に分け、大きな3拍子のようにすることをいう。もとの意味は「1足す2分の1」。
たとえば、4分の3拍子の曲の途中で、|2分 4分(タイ)|(タイ)4分 2分|のような楽譜が現れる。これは演奏すると、3つの2分音符に聞こえる。そうすると、元来の4分の3拍子は消え去り、大きな2分の3拍子のように聞こえる。このようなものをヘミオラと呼ぶ。
ロマン派作家のシューマンが自身のピアノ協奏曲最終楽章で多用している。通常技巧に凝りすぎて食傷しがちなところ、イ長調の伸びやかな曲想の中で不思議な浮揚感を演出している。
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