ピノッキオの冒険
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ピノッキオの冒険』(Le Avventure di Pinocchio)は、イタリアの作家・カルロ・コッローディの童話作品。1883年に最初の本が出版されて以来、100年以上に渡り読み継がれている著名な童話である。
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
目次 |
[編集] あらすじ
意志を持って話をする丸太が、木の人形にされ、ピノッキオと名付けられた。ところがこのピノッキオは勉強と努力が嫌いで、すぐに美味しい話に騙される。青い髪の妖精や話をするコオロギなどの忠告にも耳を貸さず、幾度となく焼かれそうになったり、殺されそうになったり(現に一回死ぬが、生き返る)する。苦難を乗り越えて人間の少年へと変化するまでの逸話が書かれている。
[編集] キャラクター
- ピノッキオ
- この童話の主人公。嘘をつくと鼻が伸びてしまう。ワガママで、勉強嫌いの怠け者でもある。途中何度も一念発起しては、すぐ悪い道にそれてしまっていたが、最後には病気になったジェッペットを助けるため仕事を一生懸命にやり、猛勉強もした。
- ジェッペット ピノッキオを造ったおじいさん
- コオロギ ピノッキオの説教役
- 青い髪の妖精 ピノッキオの母親役
- キツネ&ネコ ピノッキオを幾度も騙そうとする詐欺師
- ロメ-オ ピノッキオの友達の不良少年
- カラス 死んだかどうかピノッキオを診察に来た医者
- フクロウ カラスと同業
- フカ(※) ジェッペットやピノッキオを飲み込んだ
- ※ディズニーによる改作以降、しばしばクジラに置き換えられる。
- カニ ピノッキオにちょっと説教をした
- メイドさんカタツムリ 青い髪の妖精のところで働く、マイペースなメイドさん
[編集] トリビア
- この話の中盤あたりでピノッキオは怒ってコオロギに石をぶつけて殺してしまう。
[編集] 関連作品
[編集] テレビアニメ
[編集] アニメ映画
[編集] ゲーム
- ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ
- ピノッキオの冒険の設定をベースに作られた育成シミュレーションゲーム
[編集] 実写映画
- ピノキオ(1996年、監督:スティーヴ・バロン、主演:マーティン・ランドー)
- ピノッキオ(2002年、監督・主演:ロベルト・ベニーニ)
- A.I.~ARTIFICIAL INTELIGENCE~(2002年、監督:スティーブン・スピルバーグ)
- 人工知能のロボットの少年を主人公とするSF映画。ピノッキオの冒険が下敷きとなっており、少年は人間になる方法を求めて、ブルーフェアリーを探しに行く。