ネアダネル

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ネアダネル(Nerdanel)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。ヴァリノールのエルフ。

父はノルドールの鍛冶師マハタン。　夫にフェアノール。　息子に、「フェアノールの息子たち」として知られる七人、マイズロス、マグロール、ケレゴルム、カランシア、クルフィン、アムロド、アムラスがいる。

ネアダネルは、強い意志の持ち主であったが、夫のフェアノールほど我意は強くなく、思いやりある人物だった。フェアノールの気持ちが激しくなる時、かの女はかれをいさめた。フェアノールの意志の力はあまりにも強く、妻であるネアダネルのほかに、かれに影響を与えられるものはいなかった。しかしのちのフェアノールの行いのため、かの女の愛は冷えていった。　ネアダネルは、夫に随って中つ国へ行くことを拒み、おそらくアマンにとどまったものと推測される。

ネアダネルは著名な彫刻家である。かの女は、人々が本物と思うような極めて真に迫った像を作ったといわれた。

ネアダネルの家族は、唯一の「赤毛のエルフ」の家系として、トールキンのファンの間で関心を集めている。ネアダネルの父マハタンと、彼女の三人の息子マイズロス、アムロド、アムラスは、トールキンによって赤毛(本当の所は赤っぽい茶色)を持つと描写されている。しかしネアダネル自身の髪の色については触れられていない。