ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴
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『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』（ドラゴンボールゼット ぎんがギリギリ!!ぶっちぎりのすごいやつ）は、1993年7月10日に公開された「ドラゴンボール」シリーズの劇場公開作第12弾である。監督は上田芳裕。
夏休みの東映アニメフェアの1作品として上映された。同時上映作は『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』『幽☆遊☆白書』
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 解説
邦画興行収入（22.3億円） 1993年邦画配給収入（13.1億円）
セルゲームが終わった直後の話であり、ストーリー上の矛盾がほぼ無い劇場版としては珍しい作品である。強いて言うなら、ピッコロが公の場で偽名を使わずに、「ピッコロ」と名乗っているなど。（ピッコロ大魔王は人々には恐怖の存在であるため、「ピッコロ」という名前ではまずいので、天下一武道会では「マジュニア」と名乗っていた。しかし、その天下一武道会で、「マジュニア＝ピッコロ大魔王」と公言しているため、「マジュニア」と名乗るのも、おかしいはずではある。この解決作としては、ドラゴンボールなどで、「人々の記憶から、ピッコロ大魔王とピッコロ（マジュニア）の悪行を忘れさせていた」というものがあるが、「『ブウ編』の天下一武道会でも、「マジュニア」を使用していること」や「『セル編』での国王でのセリフ」から矛盾を増幅させる効果しかもってない。）トランクスが「未来の人造人間を倒した」という報告のために現代に来ており、人造人間に壊滅させられた未来のトランクスは本作での登場が最後となった。（また、このことにより、矛盾ではないが、『ドラゴンボール』の世界は、過去へ来るごとに、（タイムマシンで過去に来なかった正史の世界とタイムマシンで過去に来た新しい世界ができるため、）新たなパラレル・ワールドを生むことになっている。そのため、タイムマシンで過去に来なかった正史の世界では、トランクスという戦力無しというより過酷な戦況となってしまっている。）
なお、この時のトランクスは長髪であることから、かなり長期間に渡って現代に滞在していたと思われる。また、18号との対決の後に所在が不明となっていたトランクスの剣はこの作品中でべジータによって保管され、修復されていたことも明らかとなった。また、「ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」以来3年ぶりにレギュラーキャラがほぼ全員登場となった（ただしプーアルだけは担当声優渡辺菜生子の都合で登場していない）。さらに、この作品では作品通しての主人公孫悟空が死んだまま登場しており、実質映画としての主役は孫悟飯に移っている。この作品から悟空はそれまでの「守る父親」から「厳しい父親」の一面も見せるようになった。
本作で一般に言われるドラゴンボールZ第一期の劇場版は終了し、長期にわたって親しまれたオープニングテーマの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」も本作で惜しまれつつ終了となった。本作以後、しばらくべジータの登場はなく、地球戦士ヤムチャと天津飯、ピッコロはこの作品が最後の戦いとなった。 また、亀仙人役の宮内幸平が1995年に死去し、この映画におけるの最後の亀仙人役となった。
[編集] あらすじ
ギョーサン・マネー氏主催の天下一武道会に出場した悟飯たち。かつて父・悟空も今の自分のように亀仙流の道着を着て修行に励んでいたと優勝を目指し次々と勝ち進む悟飯。未来から人造人間を倒したことを報告しに来たトランクスやいきなりピッコロと闘う羽目になってしまったが何故かピッコロが棄権したために勝ち進んでいくクリリンもそれに続いていた。 あの世ではその様子を悟空や界王様も見物していた。同時に会場にいたミスターサタンが地球を救ったことになっていたことも知ったようである。 ついに決勝の組み合わせが決定した大会では、バトルゾーンで銀河戦士と戦い勝って一番初めに戻ってきた人が優勝というルールでの試合が開始された。 しかし、その中には正規の選手ではない謎の戦士たちが紛れていた。
通常の選手との違いを感じ取ったクリリンだったが、なすすべなく敗れてしまう。 悟飯も他の選手との違いを感じ、戦闘を開始。 別の場所で何とか一味の一人を討ち取ったトランクスであったが、直後別の仲間に襲われてしまう。
それを見ていた界王様はかつて銀河中を荒らしまわったヘラー一族の生き残りであることを確信する。かつて東西南北4人の界王によって封印されていたが、セルとの闘いで北の界王が死んでしまったために封印が解けてしまったのだった。
果たして悟飯は悟空のいない地球を守り通すことができるのか?
[編集] 敵キャラクター
- ボージャック
- 銀河戦士のリーダー。その戦闘力は悟飯やべジータの超サイヤ人以上。普段の形態からさらに筋肉を膨れ上がらせた形態へと変身可能。なお、直後に発売されたスーパーファミコン版のゲーム「ドラゴンボールZ 超武闘伝2」で登場したときはブロリーのことを知っていたり、ブロリーに敗れ去る描写があることから、前作のブロリーよりは戦闘力に劣ると思われる。
- ゴクア
- ザンギャ
- クリリンを一瞬にして倒す実力を持つ女性戦士。スーパーファミコンゲーム「超武闘伝2」にも登場。Z戦士相手に善戦するも、最後はボージャックの盾として捨てられる。余談だが、超武闘伝2で登場したボージャックはザンギャに対して謝罪の言葉を発している。
- ビドー
- ブージン
- ギョーサン・マネー
- ウドー
- ドスコーイ
- カンフーン
[編集] 声の出演
- 孫悟空、孫悟飯：野沢雅子
- ピッコロ：古川登志夫
- クリリン：田中真弓
- ベジータ：堀川亮
- トランクス：草尾毅
- ミスター・サタン：郷里大輔
- ヤムチャ：古谷徹
- 天津飯：鈴置洋孝
- 餃子、ドル・マネー：江森浩子
- ブルマ、オッカネー・マネー：鶴ひろみ
- チチ：渡辺菜生子
- 亀仙人、ウドー：宮内幸平
- ゴクア：森川智之
- ザンギャ：丸尾知子
- ビドー：江川央生
- ブージン、ウーロン、ギョーサン・マネー、ドスコーイ：龍田直樹
- ボージャック：玄田哲章
- ナレーター、界王：八奈見乗児
[編集] スタッフ
- 原作：鳥山明
- 製作総指揮：今田智憲、安齊富夫
- 企画：森下孝三、清水賢治、金田耕司、週刊少年ジャンプ
- 製作担当：樋口宗久
- 脚本：小山高生
- 音楽：菊池俊輔
- 美術監督：徳重賢
- 作画監督：山室直儀
- 監修：山内重保
- 監督：上田芳裕
[編集] 主題歌
- OPテーマ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」（作詞: 森雪之丞、作曲: 清岡千穂、編曲: 山本健司、歌: 影山ヒロノブ）
- EDテーマ「銀河を超えてライジング・ハイ」（作詞: 佐藤大、作曲: 清岡千穂、編曲: 山本健司、歌: 影山ヒロノブ）
[編集] 関連項目
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