デイビーボーイ・スミス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
デイビーボーイ・スミス（Davey Boy Smith）のリングネームでの活躍で最も知られたデイビッド・スミス（David Smith 、1962年11月27日 - 2002年5月17日）は、イギリスマンチェスター出身の元プロレスラー。なお、正式な本名はデイビッド・ボーイ・スミス（David Boy Smith）であり、ミドルネームの「Boy」は、母親が出生届を書く際に、性別欄とミドルネーム欄を間違ったことからついたといわれる。
従兄弟のダイナマイト・キッドとタッグチーム「ブリティッシュ・ブルドッグス」を組み活躍した。身長182cm、体重116kg。（WWF参戦時）息子のハーリー・ブルドッグ・スミスもプロレスラーとして活躍中。故・スチュ・ハートの四女と結婚（のちに離婚）しており、ブレット・ハート、オーエン・ハートらとは義兄弟の間柄にあった。ジョニー・スミスは親戚とされているが実際に血縁関係はない。
目次 |
[編集] 略歴
1978年イギリスでプロレスデビュー。その後ダイナマイト・キッドの後を追う形でカナダのカルガリーへ渡り活躍、頭角を現す。1982年に英連邦ミッド・ヘビー級王座を獲得。
1983年11月新日本プロレスに参戦のため初来日。ザ・バンピートという覆面レスラーでザ・コブラとNWA世界ジュニア・ヘビー級王座決定戦を戦う予定だったが、試合前に自らマスクを脱ぎ捨てた。ジュニア・ヘビー級離れしたパワーファイターで、ダイナマイト・キッドと共に活躍した。
1984年11月にダイナマイト・キッドと共に全日本プロレスへ移籍。「ブリティシュ・ブルドッグス」として活躍した。日本での活躍を評価されてWWF入りし、1986年4月にはWWF世界タッグ王座を獲得した。1993年2月にWCWに参戦しベイダーと抗争を繰り広げた。1994年WWFに復帰し、オーエン・ハートとタッグを組み活躍し、1996年9月に再びWWF世界タッグ王座を獲得した。1997年にはハート・ファウンデーションに加わっている。同年のモントリオール事件以降WCWに移籍したが、1999年にWWF復帰。WWFには2000年まで所属した。
2002年5月17日にカルガリーの自宅で心臓発作を起こし、39才の若さで突然この世を去った。ステロイド投与の影響があったのではないかと言われている。
[編集] 得意技
- パワースラム
- リフトアップ
- ブレーンバスター
[編集] タイトル履歴
- WWF
- IC王座 : 1回
- WWF世界タッグ王座 : 2回（＆ダイナマイト・キッド x1、オーエン・ハート）
- WWF欧州王座 : 2回（初代王座でもある）
- WWFハードコア王座 : 2回
- スタンピードレスリング
- スタンピード 北米ヘビー級王座 : 2回
- スタンピード インターナショナルタッグ王座 : 4回（＆Bruce Hart x2、ダイナマイト・キッドx2）
- スタンピード英連邦ミッドヘビー級王座 : 1回
