ザンジバル (機動戦士ガンダム)

ザンジバル級機動巡洋艦（ZANZIBAR-CLASS MOBILE CRUISER）は、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の軍用艦である。

サイド3と地球という長大な補給線を維持することを目的とし、大気圏突入と大気圏内の巡航能力を持つ機動巡洋艦である。
ザンジバル級は艦の形状をリフティング・ボディ形状とし、単独での大気圏突入を可能としている。この形状はジオン公国軍艦船としては唯一のものである。
大気圏離脱時にはブースターを装着した。

武装は2連装の主砲のほか、偏向型メガ粒子砲を4基、大型ミサイル、J型ミサイル発射管を2基などである。これらの武装は艦によって異なった。

１番艦の艦名は、タンザニアにあるザンジバル島に由来。

[編集] 諸元

（ネームシップ「ザンジバル」の艦容を示す）
全長：255ｍ、重量：不明、主機：熱核ジェット/ロケット×４発推進
兵装：メガ粒子砲×４、連装砲×５基、ミサイル発射管×２、モビルスーツ×３機（＋）

ザンジバル
- ザンジバル級のネームシップで、大気圏突入テストと地球への移動を兼ねランバ・ラルがマ・クベにへ送り届けたとされる。艦首に四基の大型投光器が設置されているが、後に標準仕様のメガ粒子砲に換装されている。オデッサ作戦での敗北後にマ・クベが宇宙への脱出に使った艦や、後のシャア大佐の乗艦、キシリアがア・バオア・クーからの脱出に使った艦も「ザンジバル」と呼ばれるが、この一番艦なのかどうかは不明。
キマイラ
- 高機動型ゲルググ、ゲルググキャノンの実働テストに参加した母艦（映像作品への出演無し）。
ケルゲレン
- 地球連邦極東方面軍との戦闘での一時休戦中、負傷兵を乗せ宇宙への脱出を図るが、ビーム砲による狙撃を受け大気圏内で轟沈する。但し小説版では無事大気圏離脱に成功する。艦名は南インド洋のフランス領南方・南極地域の島ケルゲレン諸島に由来。
リリー・マルレーン
- デラーズ・フリートのシーマ艦隊の旗艦(艦長:デトローフ・コッセル)。ザンジバルII級として大幅な武装変更を受けている。デラーズ紛争に参加した際に、試作ガンダム3号機のメガビーム砲の直撃を受け轟沈。