サム・グレコ

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サム・グレコ（Sam Greco、1967年5月3日 - ）はオーストラリア出身の元空手家、現総合格闘家兼セコンドトレーナー。身長188cm、体重111.6kg。

• 1995年にK-1デビューを果たす。強烈な打撃が持ち味で「拳獣」の異名も有名。その怒涛のラッシュでK-1歴代王者のブランコ・シカティックやアーネスト・ホーストにもKO勝ちを収めている。特に、95年のピーター・アーツとの対戦で見せた持ち前の空手家魂は、今でもファンの目に焼き付いている。また、バックボーンが空手なので、パンチだけでなく蹴りも強烈だった。K-1GP99では優勝候補に挙げられたが、準決勝でミルコ・クロコップに敗れベスト4に終わる。
• 2000年4月23日に行われたK-1 THE MILLENNIUM でアーネスト・ホーストと対戦。TKO負けを喫し、膝の故障もあって、これ以来暫くの間K-1のリングから姿を消すこととなる。この間、WCWパワープラントに入門しプロレスラー転向を目指し、ここでボブ・サップと知り合い、彼にK-1を紹介している。この時の経験を活かして後にWRESTLE-1でプロレスの試合も行っている。この時のリングネームは「サム・グレカラス」で、ロメロスペシャル（吊り天井）などを見せた。しかし、猪木ボンバイエ2001では総合格闘技で佐竹雅昭と対戦。

• また、K-1 GP 2003 開幕戦では、持病の発症により止むを得ず欠場したアーネスト・ホーストに代わって出場するも、やはり膝の怪我が完治しておらずTKO負け。

• 2004年には総合格闘家として再デビューを果たした。総合において非凡な才能を見せ、2004年5月22日に行われたROMANEXでは、総合無敗の強豪LYOTOと互角以上に渡り合ったが、惜しくも判定負け。

• 現在ボブ・サップのセコンドトレーナーも兼任しており、サップを叱咤激励している姿もすっかりおなじみのものとなっている。元祖K-1の拳獣（ビースト）であったグレコのファイトスタイルを、立ち技の素人であるサップがそのまま踏襲して、現在の野獣ボブ・サップが誕生したという見方もできなくはない。

[編集] 戦績

• 空手 96戦/92勝/4敗（50の一本勝ち）
• K-1 32戦/19勝/9敗/2分/11KO/2無効試合
• 総合格闘技 4戦/2勝/1敗/1分
• プロレス 1戦/1勝（他にも、アメリカではWCW傘下の地方大会で数試合行っているようだが詳細不明）

[編集] 主な獲得タイトル

• コモンウェルス空手道選手権3連勝
• カラテワールドカップ'94 優勝
• オーストラリア版K-1 覇者
• K-1 GRAND PRIX '96、'97ベスト8
• WAKO世界スーパーヘビー級王者
• K-1 WORLD GP '98 第3位
• WAKO世界ムエタイスーパーヘビー級王者 '99