ガオグライ・ゲーンノラシン

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**ガオグライ・ゲーンノラシン**
基本情報
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本名	アーティッド・ダムカム
あだ名	マトリックス
階級	ミドル級
国籍	タイ王国
誕生日	1983年 9月13日
出身地	タイ王国コーンケーン県
命日
死地
スタイル	ムエタイ
プロキックボクシング戦績
総試合数	78
勝ち	52
KO勝ち	13
敗け	23
引き分け	3
無効試合

ガオグライ・ゲーンノラシン（ก้าวไกล แก่นนรสิงห์、Kaoklai Kaennorsing、1983年 9月13日 - ）はタイ人プロムエタイ選手。身長178cm、体重78kg。血液型はA型。本名はアーティッド・ダムカム（อาทิตย์ ดำขำ ）。

とても貧しい家に生まれ、その上毎日のようにいじめられていた。そんな生活から抜け出したい一心でムエタイをはじめる。 K-1に参戦以来、中量級の体格でありながら、突出したスピードとディフェンス力で体格差をものともせず、ヘビー級の選手と互角以上の闘いを見せることで有名。2004年にはチャンプア・ゲッソンリット以来のタイ人選手によるK-1WORLD GP決勝トーナメント進出を果たし、ムエタイ選手初のベスト4入りを果たす。プロボクシングの経験もある。

好きなスポーツはセパタクロー。夢は両親のために親孝行することで、過去に獲得した賞金で土地をプレゼントしており、今年はもう一度活躍して家を建ててあげたいと思っている。引退後は小さな食堂を開きたいらしい。苦手なものはヘビ。

WORLD GPシリーズで一気にブレイクしたが、元々はMAXシリーズに参戦したかったとのこと。減量を敢行し、念願のMAXの大会で佐藤嘉洋と対戦するが判定負け。「減量で苦しむくらいなら、ヘビー級で闘ったほうがいい」と語り、再びWORLD GPシリーズに参戦する模様。

[編集] 来歴

2004年7月17日-韓国ソウルで行われたK-1アジアGPで優勝。全選手中最軽量ながらも、ムエタイで培った技術でヘビー級の選手のパワーを攻略し、優勝を果たす。一回戦で総合格闘家のデニス・カーン（韓国）を右ストレートで1RKOし、二回戦で中迫剛、決勝戦で子安慎悟をそれぞれ判定で下す。
2004年9月25日-K-1 WORLD GP 2004 開幕戦に参戦。アレクセイ・イグナショフ(ベラルーシ)に延長1R判定勝ちし、同年12月4日の決勝トーナメントに進出が決定する。イグナショフのハイキックを片膝をリングについた状態で頭を傾けてかわした姿から、以後日本で“マトリックス”の異名をとる。
2004年11月6日-新日本キックボクシング協会主催のTITANS 1stに参戦。マイク・ベルナルド(南アフリカ)と引き分け。
2004年12月4日-K-1WORLD GP2004決勝トーナメントに参戦。一回戦で体重差53kg(当時)のマイティ・モー（アメリカ）に右ハイキックで1RKO勝ちする。二回戦で日本の武蔵と対戦。延長判定の末敗退。
2005年3月19日-K-1 アジアGP 2005に参戦。一回戦で張慶軍(中国)、二回戦で堀啓をそれぞれ判定で下し、２年連続で決勝に進むも、体重差82kg・身長差38㎝の韓国の巨人・崔洪万に惜しくも延長判定負け。
2005年8月22日-新日本キックボクシング協会主催のTITANS 2ndに参戦。今回で２戦目となる中迫剛から、ダウンを奪っての判定勝ち。
2005年9月23日-K-1 WORLD GP 2005 開幕戦に、昨年のベスト8ファイターとして参戦。レイ・セフォー（ニュージーランド）に判定負け。
2005年10月12日-K-1 WORLD MAX2005世界王者対抗決定戦に参戦。減量し、佐藤嘉洋と対戦。判定負け。
2006年4月28日-新日本キックボクシングの主催するTITANS 3rdに参戦。天田ヒロミと引き分け。
2006年6月3日-K-1 WORLD GP 2006 in Seoulに参戦。準々決勝で中迫剛と対戦。ダウンを奪われ、判定負け。リベンジを許してしまう。

[編集] 戦績

キックボクシング（K-1、ムエタイを含める）：84戦/54勝/26敗/13KO/4分

戦目	日付	勝敗	時間	内容	対戦相手	国籍	備考
69	2004年07月17日	勝	1R KO		デニス・カーン	カナダ / 韓国
70	2004年07月17日	勝	判定 2-0		中迫剛	日本
71	2004年07月17日	勝	判定 3-0		子安慎悟	日本
72	2004年09月25日	勝	判定 2-1		アレクセイ・イグナショフ	ベラルーシ
73	2004年11月06日	引	判定 1-0		マイク・ベルナルド	南アフリカ
74	2004年12月04日	勝	1R KO		マイティ・モー	アメリカ合衆国
75	2004年12月04日	負	延長判定		武蔵	日本
76	2005年03月19日	勝	判定3-0		張慶軍	中国
77	2005年03月19日	勝	判定 3-0		堀啓	日本
78	2005年03月19日	負	延長判定		崔洪万	韓国
79	2005年08月22日	勝	判定 3-0		中迫剛	日本
80	2005年09月23日	負	判定 3-0		レイ・セフォー	ニュージーランド
81	2005年10月12日	負	判定 2-0		佐藤嘉洋	日本
82	2005年12月18日	勝	判定 3-0		プリンス・ハミッド	オーストラリア
83	2006年4月28日	引	判定 0-0		天田ヒロミ	日本
84	2006年6月3日	負	判定 3-0		中迫剛	日本

国際式プロボクシング：7戦1勝（0KO）6敗（2006年7月現在、正確に確認できる戦績のみ）
- 2001年8月後に日本ライト級王者となる伊藤俊介に2RKO負け。
- 2002年2月佐藤健二とノンタイトル6回戦で3RKO負け。
- 2002年7月後に日本ミドル級王者・OPBF東洋太平洋同級暫定王者となる荒木慶大とノンタイトル10回戦で2RKO負け。
- 2002年7月 WBA世界ミドル級タイトルに挑戦した経験のある保住直孝とノンタイトル10回戦で4RKO負け。
- 2003年3月ワン・ヤン・パークのもつPABA（WBA傘下のアジア地域団体）ウェルター級暫定王座に挑戦し、4RKO負け。
- 2003年9月　伏木崇とノンタイトル6回戦で4R負傷判定負け。
- 2004年4月元日本ウェルター･スーパーウェルター級王者・OPBFウェルター級王者でWBA世界スーパーライト級タイトルに挑戦した経験のある吉野弘幸とノンタイトル10回戦を行い、10R判定勝ち。