カナダ野球殿堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
カナダ野球殿堂博物館（カナダやきゅうでんどうはくぶつかん）は、カナダオンタリオ州セントメリーズにある野球専門の博物館であり、カナダ野球において歴史的な野球資料の保存に取り組み、またアメリカメジャーリーグやカナダ国内野球で顕著な活躍をしたカナダ人選手や、野球の発展に大きく寄与した人物・球団に対してその功績を称える野球殿堂を総括している。
1983年、オンタリオ州トロントに創設。「カナダ野球の起源は1838年6月4日にオンタリオのビーチビルで、現代に近い野球形式で試合が行われたことによる」というスポーティング・ライフ誌(Sporting Life)の記事（1886年刊、著者：アダム・フォード(Dr. Adam Ford)）を根拠としてトロントが選ばれた。その後、セントメリーズに移転している。
創設以来、選手34人、発展貢献者23人、名誉殿堂2人、名誉球団4チームが野球殿堂入りしている。カナダ国内のスポーツ発展に寄与したプロ・アマ選手、その他貢献者などが主たるメンバーである。
加えてカナダ野球殿堂は毎年、「質の高い試合を目指して卓越した成績を残し、チームに貢献したと判断される選手」を称えるティップ・オニール賞(Tip O'Neill Award)の表彰も行っている。
[編集] 殿堂表彰
- ジミー・アーチャー(Jimmy Archer)
- リチャード・ベレック(Richard Belec)
- レノ・ベルトイヤ(Reno Bertoia)
- エドワード・ボースフィールド(Edward Bowsfield)
- トーマス・バージェス(Thomas Burgess)
- ゲーリー・カーター(Gary Carter)
- ジョー・カーター(Joe Carter)
- ジャスティン・クラーク(Justin Clarke)
- レジナルド・クリーブランド(Reginald Cleveland)
- フランク・コールマン(Frank Colman)
- ラッセル・フォード(Russell Ford)
- リチャード・ファウラー(Richard Fowler)
- ジョージ・ギブソン(George Gibson)
- ジャック・グラニー(Jack Graney)
- ジョン・ヒース(John Heath)
- ジョン・ヒラー(John Hiller)
- アーサー・アーウィン(Arthur Irwin)
- ファーガソン・ジェンキンス(Ferguson Jenkins)
- トーマス・ジャッド(Thomas Judd)
- フィリップ・マーチルドン(Phillip Marchildon)
- カーク・マクキャスキル(Kirk McCaskill)
- デイブ・マッキー(Dave McKay)
- グレン・ネルソン(Glen Nelson)
- ジェームズ・オニール(James O'Neill)
- ジェームズ・オールーク(James O'Rourke)
- ウィリアム・フィリップス(William Phillips)
- ロナルド・ピッシュ(Ronald Piche)
- ロバート・プレンティス(Robert Prentice)
- テリー・プール(Terry Puhl)
- ジーン・レイモンド(Jean Raymond)
- グッドウィン（グッディ）・ローゼン(Goodwin (Goody) Rosen)
- ジョージ・セルカーク(George Selkirk)
- ポップ・スミス(Pop Smith)
- デイブ・スティーブ(Dave Stieb)
- ロナルド・テイラー(Ronald Taylor)
- ピーター・ウォード(Peter Ward)
- バンクーバー朝日（野球チーム）(Vancouver Asahi)
