インセクトロン

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インセクトロン（Insecticons）とは、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』～『トランスフォーマー2010』に登場したデストロン軍団が保有する独立部隊である。親機となる3人と、無限に増殖するクローン軍団で構成される。

[編集] 概要

かつてサイバトロン軍団と、メガトロン率いるデストロン軍団が覚醒する以前に地球に来ていた、デストロンの分家(メガトロン談)とも言える昆虫軍団である。雑食性で、あらゆる物をエネルギーとして利用でき、エネルゴンキューブを単独精製し再生能力が人一倍高い。また、クローン軍団による人海戦術を展開する。

メガトロン直属の部下ではない為、他のデストロンと違い彼を「様」付けで呼んだり敬ったりするような言動はほとんどない。利害関係が一致したときに戦線に加わって協力し合ったり、エネルゴンキューブを報酬として作戦を請け負ったりする程度の仲である。

その後、『ムービー』で負傷し、打ち捨てられたところをユニクロンに拾われサイクロナス等に転成するが、転成後のジャンキオン星での戦いや『2010』の第1話では普通に登場している。これが作画ミスなのか、増殖能力のなせる業なのかは定かではない。もし後者だとするならば、転成したのが本人だったのか、それともクローンだったのかという疑問も発生する。

[編集] メンバー

• キックバック／Kickback（声優：石井敏郎、島香裕(13、21話)／塩屋翼：ムービー時）

  バッタに変形。キックとその跳躍力を武器とする。

  『ムービー』ではサイバトロンシティの壁を噛み破ろうとしたが、ロディマスとチャーに轢かれてしまう。その後サイバトロンとの攻防で負傷し、セイバートロン星への帰還中宇宙へ放逐されるが、ユニクロンの手によりスカージ（あるいはスウィープス部隊）に転生。

• ボンブシェル／Bombshell（声優：城山知馨夫）

  カブトムシに変形。セレブロシェルを打ち込み相手をコントロールする。3人の中では一番冷静でまたメカに詳しく、くの一ロボ・ナイトバードの武器を強化しサイバトロンに襲わせた事もある。

  『ムービー』ではサイバトロンとの攻防で負傷し、セイバートロン星への帰還中宇宙へ放逐されるが、ユニクロンの手によりサイクロナス（あるいは彼のクローン）に転生。

  『バイナルテック』では地球の企業を乗っ取り、デッドエンドのBT化を行わせた。

• シャープネル／Shrapnel（声優：江原正士、速水奨(13話)／石井敏郎：ムービー時）

  クワガタムシに変形。サンダーアタックを得意とする。またハサミからオーバーライトウェーブを発射し、敵を操る能力も持っている。

  『ムービー』ではサイバトロンシティの壁を噛み破ろうとしたが、ロディマスとチャーに轢かれてしまう。その後サイバトロンとの攻防で負傷し（変形したコンボイに轢かれるシーンが存在）、セイバートロン星への帰還中宇宙へ放逐されるが、ユニクロンの手によりスカージ（あるいはスウィープス部隊）に転生。但しジャンキオンを襲撃した際、何故か登場。

  サイバトロンシティ攻略戦前夜、下痢気味だったことが本人の口から語られており、このことからインセクトロンは排泄行為を行うことがわかる。

[編集] 玩具

• ダイアクロンシリーズとミクロマントイチェンジシリーズからの流用で操縦席も普通にある。ワルダー側のメカであり、トランスフォーマーになる以前から悪役であった。初代末期に絶版となったが、後に通販として発売。
• 2004年トランスフォーマー コレクションにて3体セットで復刻され、エネルゴンキューブが付属された（胸のスペースに収納可能）。またe-hobbySHOP限定でダイアクロン時代のカラーリンクで統一されたクローンアーミーが存在する。
• オーストリアのハスブロ社は当初、インセクトロンに対抗して「DXインセクトロン」を発売した。これはインセクトロンとは別の姿で同じ甲虫だが、色は現存する昆虫に合わせている。